詩 歌のうた
「一つとして同じものは存在しない」
歌
「それはまるで命ある生物のよう」
歌についてうたおう
いつでも歌っているうたについて
声を鳴らす
心を伝える
誰かを動かす
そんな歌のうたを
不思議なうた
曖昧なうた
形のないうた
一人一人
一つ一つ
全部が全部
違ううた
魔法のような力を持っている
うた
とても強く伝わったり
とても弱くて伝わらなかったりする
うた
そんな歌に人は魅了されるから
みんながみんな歌わずにはいられない
「歌を聞いて耳をすます」
「そうして頭に思い描いたものもみんな違う」
「歌はなんて不思議な存在なんだろう」