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同棲している恋人がいつも可愛い



 恋人になって数日が過ぎた頃。食事中に晴彦にふと聞かれた。



「古都、恋人になったんだし古都の親に挨拶の1つもした方がいいんじゃないか?」

「いや、ウチは血が繋がっているだけの他人って家族だから社会に出たら二度と関わらない予定だしいいよ」



 そーいえば晴彦には詳しく教えてなかったっけ。ウチの家族仲はとても悪い。

 険悪は通り越して顔を合わせたくない。関わりたくないって感じ。大学を出るまではお金を出してくれるけど卒業したら二度と関わらないだろう。だから同居だって簡単に許可が下りたし深く聞かれなかった。

 …今は同棲か。同棲、えへへ。



「まあそんな訳で家の方は気にしないでほしいな。結構真面目に晴彦に最初の家族になってほしい」

「その話は重いからするっとは呑み込めないんだが…古都が家族になってくれると、俺も嬉しい」

「えへへへっ」



 あーもう幸せ!今まではいくら無警戒だったとはいえちょっとだけ開いていた距離が今ではその気になればゼロになる。

 嬉しかったので椅子から立ち上がって晴彦に後ろから抱き着く。



「こら、食事中だぞ。せめて箸は置きなさい残念娘」

「あーごめん。でもボクが残念だから始まった同居のおかげでお互いに幸せになれたんだよ?残念は誉め言葉だね!」

「無敵か」



 箸をおいて抱き着きなおす。あー晴彦の体温幸せー…



「ボクはさ。どうも自分から好きな人にアタックするの好きみたいなんだよね。だからこれからもいっぱいこうやってくっついたりドキドキさせようとしてもいい?」

「いいに決まってんだろ。同居中の男装女子が最近可愛くなってきてドキドキしたしどう接すればいいのか悩んだけど、俺への好意からだったって分かったらめちゃくちゃ嬉しかったんだぞ」


「うんうん、ボクの変化でドキドキして落ち着くまで外を走っていたり、誰か好きな人が出来たんじゃないかって心配もしちゃったんだよね?晴彦可愛い所あるよねー」



 うりうりと晴彦のほっぺを指でつつく。あんまりからかって晴彦が真っ赤になっちゃうのも可哀想だしこの辺にしといてあげよう。ふふふボクは晴彦をお尻に敷いているのだ!

 晴彦もお箸を置いて立ち上がった。そしてちょっと赤いけどとてもいい笑顔でボクの顎を掴んでクイと持ち上げる。



「古都の方がずっと可愛いって一回分からせてやったほうがいいか?」



 …そういえばボクが一方的にアタックしていたのは晴彦がボクをどう扱えばいいのか迷っていただけであって。

 晴彦がボクを恋人って扱いをするなら晴彦からも攻められるわけで…



「古都のおかげで素敵な恋人もできたし、お礼にここ最近のドキドキした分をしっかり返そうと思うんだけどいいよな?」


 この後ボクはとても幸せにしてもらえそうだなと実感させられるのだった。



  同居している男装女子が最近可愛くなってきたんだが好きな奴でもできたのか?【完】

 私の短編の作り方だと「100m走でいかに体力を燃やしきるか」みたいなもので200mや400mはそもそも走れない、複数話に渡って書くことが出来ないやり方なので連載はマジの初心者ですががんばりました!連載はまた挑戦してみたいので見かけたらよろしくお願いしまーす! 目指せ連載適正A!

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