弟登場。
「とりあえず、、、
どうしょっか?」
「おい!魔王!早く返せ!」
「ねぇ。
演技下手すぎだよ!
ブハハハハー!」
「バレてしまいましたね。」
「普段からこんなことするわけないだろ、、どうしよう。」
「どうしましょう。」
「あーあ、このままだと、リーシェリルにも罰を与えなきゃいけないな〜」
「あの〜。僕の命じゃダメですか?」
「ダメだね〜」
「なんでか教えて?」
「そんなことしたら、リーシェリルが悲しむもん。」
「はぁ、、」
「君は鈍感なんだね。
リーシェリルは、どうしたい?」
「私は、、、、彼を秘書につけたいです。」
「検討しよう。
リーシェリルは、下がれ。」
「はい、、?」
リーシェリル〜助けて〜行っちゃった、
「ところで、!改めて自己紹介しよう。
僕は、魔王ルシフェル。よろしくね!」
「僕の名前は、、エミル、、
いや、ハーデエミルだ。」
「なんか似てるような、、」
「おっ、兄貴!」
「ハーデス様?」
「彼は我が兄で、創造主である。」
「?」
「兄貴
外してもらえるか?
リーシェリルを呼んできてくれ。」
「わかった。」
「リーシェリル。入ります。」
「破壊神様、魔王様、何用で?」
「僕はわかんない!」
「兄貴は、な、、嫁探しとして、そっちに行ったのだ。
死んだら元も子もないので、身体は神の体にしたままなのだが、、
心がね、、」
「心とは?」
「神はメンタルダメージは、ないはずなのだが、兄貴は、人の気持ちを考えるために、心は、人の心なのだ。」
「それで?」
「兄貴の心は、もうボロボロなんだ。
いつ壊れてもおかしくないんだ。
無理矢理直そうと思えば出来るのだが、 彼が望まないと思う。」
「だからあの時、、」
「もうあったのか?」
「無能という一言で、狂いかけてました。」
「あぁ、、兄貴は、人間界で相当酷い事をされたようなのだ。
だから、あなた方に癒して欲しいのだ
下手に刺激しないで欲しい。
我でも止められなくなる。
もう兄貴の心は、後、半歩ぐらいで崩壊する。」
「もともとそのつもりです。」
「リーシェリル、頭打ったか?」
「なぜです?魔王様?」
「今まで秘書なんかつけなかったし、
信用すらしてなかったお前がだぞ?」
「リーシェリルは、兄貴に惚れたか?」
「うっ、、、」
「「青春だな」」
「そんな事に、私が、うつつを抜かすと 言いたいのですか?」
「そんなに顔を真っ赤にしていて、
説得力が、ないぞ。」
「リーシェリル。この後、彼に部屋の案内をしてやってくれ。
明日は、四天王の顔合わせをする。」
「わかりました。」
「創造主様。行きましょう。」
「やめて笑、
なんか、あだ名で呼んでくれない?」
「、、、、エミル、、、、ミエル
ミェル!ミェルなんてどうでしょうか? 」
「いいね!」
「シェル。」
「ん?」
「シェルと、呼んでください。」
「うん。」
あだ名か、いいね、こういうのも。
自覚がある。多分俺はシェルに、惚れているんだと思う。
でも。魔族だとこれが当たり前なのかな?
「シェルが、使うのは先代魔王の、
別荘です。」
「ありがとう。」
無言である。恥ずかしい。
「着きました。」
「でか、、、」
「これが鍵です。」
「ありがとう。
また明日。」
「何を言っているのですか?」
「?」
「監視という事で、私もここに住むので、、」
「荷物は?」
「もう入れてあります。」
「、、、、」
「私ではダメでしたか?」
やめて、そのうるっとしたのだめだから
「大丈夫です。」
「先に自分の部屋に行っていいですか?」
「はい。二階の隅です」
「ありがとう、」
そして俺は部屋に入った。
ソファーに腰掛けた。
見つかるのかな?
そうして、自然と過去を思い出すのであった。
次回は、ミェルの、過去です。