強さと優しさ
第6章 「強さと優しさ」
カチッ ふぅ〜
男Aがタバコに火を着けて深く吸い、ゆっくりと煙を吐く
男A 「やっぱ千遥最高だわ。俺たちさー、いっそのこと付き合わない?」
千遥 「なんで?」
男A 「なんでって、もう体の関係も持っちゃってるしさ、俺きっと千遥の事好きになっちまったんだよな」
そしてまたタバコを吸う男A
千遥 「んー、付き合うのは違うかな。 タバコ一本ちょうだい」
男A 「タバコ吸う女は嫌いだ」
男Aはそう言いながら千遥のデコにキスをした
千遥 (なにコイツ。やっぱ無理)
男A 「あ、そーだ飯食べに行かない? 腹減ったろ!」
千遥 (あ、確かにお昼もサンドウィッチ落として食べてないや)
千遥 「いいよ、行こ」
・ファミレス
男A 「あっち!このハンバーグ熱すぎだろ!」
千遥 「逆に冷めたハンバーグ美味しいの?」
ファミレスのお客さんは全員騒がしいはずなのに2人の席は家族喧嘩した後の食事の場みたいな空気だった
男A 「あー食った食った! そろそろ出るか!」
お会計を済まし外に出る。
??? 「おーい、萬代」
萬代 「ちっ、くそ。 千遥、先帰ってろ」
千遥 (え、何事!? てかまずコイツ萬代って名前だったんだ)
??? 「おいおい、女を逃す訳にはいかねーなぁ?」
萬代 「なーに言ってんだ、殺すぞ」
??? 「ほーう、やってみろよ」
2人 「おりゃあぁぁあ!!」
ドスッ。
???の拳が萬代の顔面に直撃した
萬代 「ぐはあっあぁぁ」
バタンッ。、、、、、。
千遥はいきなり事過ぎて頭がパニックになって言葉が出ない
??? 「さーて、姉ちゃんはもらおうかな〜」
千遥 「やめろよ、うちも、その辺の女とは違うからな?」
??? 「さすがになめすぎだろ。 やるぞクソ女」
その瞬間、???の腕が千遥の首に伸びた
千遥 「ぐっ、、!」
??? 「ほーれ、苦しいか? 今日は俺と楽しいことしよーぜ姉ちゃん」
千遥 (あ、やば。お、お、落ちそう、、、)
するとそこへ
「その辺にしといた方がいいよ」
??? 「あぁ!?」
流星だ。
??? 「んだテメー? 骨折られたくねんなら帰って布団で泣きながら寝な小僧」
流星 「ははははは。君おもしろいね」
千遥 「や、やめときなって、、勝てないよ、、、」
千遥はそう言うと倒れこんだ。
千遥 (、、、。 !?!?)
目がさめると千遥は知らない布団で寝ていた。
千遥 「え、どこ。ここ。」
ガチャ
部屋に入ってきたのは無傷の流星がいた
流星 「喉乾かない??」
微笑んで聞いてくる流星に千遥は完全にやられていた