どーにでもなっちゃえ
第5章 「どーにでもなっちゃえ」
・お昼
千遥 「あぁ〜!お腹すいた〜!」
朝から何も食べていない千遥は2時間目からずっとご飯の事しか考えていなかった。
千遥 (あ、そーいえば侑未変な事言ってたなー。 ほんとに転校生に言うのかな〜。だる。)
流星 「あのさ、村上さん」
またもや急に後ろから流星が話しかけてきた
千遥 「!? なによ」
流星 「いや、あの侑未ちゃん?が言ってきてさ、今度ある文化祭なんか俺と一緒に回るって聞いて、、」
千遥 (あの馬鹿野郎、ほんとに言いやがって)
千遥 「あ、あー、なんかそんな事言ってたよーな、言ってなかったよーな」
流星 「で、一緒に回るの?」
急な流星の一言で千遥は顔が一気に赤くなる
千遥 「ま、回らないし! てかまず文化祭行かないし」
流星は朝と同じく不思議そうな顔をしている。
千遥 「うち、お昼ご飯買いに行かないといけないから!!じゃ!!!」
そう言うと千遥は売店に小走りで向かった
侑未 「えぇっ!!? 回らないって言ったの!!」
千遥 「うん」
侑未 「なんでそんな事言ったの!ほんと馬鹿??」
侑未は自分の事じゃないのに相当怒っている
きっと、今までクズだった千遥を構成させようとしていた事に千遥は今気づいた。
そして侑未は怒りながらどっかに行ってしまった
千遥 「なんか悪い事した気分」
空を見上げて千遥は呟いた
それと同時に手に持っていたサンドウィッチの食べかけが地面に落ちた
・5時間目
千遥は授業の話も聞かず窓の外を眺めていた
千遥 (あーなんか何もかもめんどくさくなってきたな)
流星はそんな千遥の姿を一目も見る事なく授業をしっかり受けていた
先生 「ちょっと、村上さん」
千遥 「.......」
先生 「村上さんっ!!!」
千遥 「うるさいんだよっ、ほんとなに皆んなして、もう頼むから1人にして」
千遥は教室を出た。
千遥 (ほんと馬鹿みたい。転校生来て、少し気になって、侑未も侑未で勝手な事するし、先生はうざいし。もうほんとだるい!!)
千遥が学校を飛び出して道を歩いていると、朝の男とばったり会った
男A 「なにしてんの?」
千遥 「あー、ちょっとね、、」
男A 「暇なら俺ん家行かない?俺も暇だし」
千遥 「うん」
千遥は迷う事なく答えた
千遥 「お邪魔しまーす」
部屋に入った瞬間、千遥は押し倒された
男A 「いい?」
千遥 「いいよ。好きなよーに」
そう言うと2人は重なった