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方程式


第4章 「方程式」




先生 「はい!それでは数学の授業を始めます!お願いします」


千遥 (なんで教科書持ってないんだよ、あーもう腹立つぅ)


先生 「教科書145ページを開いてください。前回の計算の、、、」


千春 (まぁでも何だろ、この胸のドキドキ感。今までとなんか違う気がすんだよなぁ)


流星 「ごめんね、ほんと」


千遥 「ん?あーいいよ別に。」


先生 「はい、ではこの問題を村上さん!答えてください」


千遥 (!? や、やば聞いてなかった)


千遥 「え、あ、えーっと、わ、わ、わかんねーよっ」


千遥は恥ずかしがりながらも強気で先生に言葉を放った


クラスの空気が重い


するとそんな空気の中静かに一本の手が上がった



流星 「はい、この答えは、x.84+d'4x -16‰=、、」


先生 「正解です。村上さん、もっと授業の話を聞いてくださいね」


千遥 (ちっ。うざ。)


千遥 「あ、ありがと、、」


流星 「ううん。いいよ、でもこれで教科書の借りは返したからね!」


千遥 「ふん、まぁいいよ」


この時から千遥の頭の中の奥底で流星との方程式が出来上がっていった



キーンコーンカーンコーン



千遥 (、、、、ん?、、?、、)


流星 「村上さん、授業終わったよ」


千遥 「あー、寝ちゃってた。あ〜あ。ねむ。」


侑未 「千遥!ちょっと来て!」


千遥 「えー、なになに」


侑未 「いいからっ!」


腕を掴まれて無理矢理、千遥は教室から出された



侑未 「ねぇ!今度の文化祭で自由時間あるでしょ? それで田中君誘って一緒に回りなよ!」


千遥 「はぁ!? 嫌だよ。まず文化祭行くかわかんないし」


侑未 「だめ!絶対誘って行った方がいい!」


千遥 「なんでよ。てかさなんでそんなに侑未が必死になってんの?」


侑未 「当たり前じゃん!千遥を構成させないと! それの良い機会じゃんっ!」


千遥 「んー、まぁ気が向いたらね」


侑未 「だめ、もう私が言っとくから!!」


千遥 「や、やめてってば!」


侑未 「しらないっ!!じゃっ!!」


そう言うと侑未は走って行ってしまった。


千遥 「もう、ほんとなんなのよ、、」



怒りの中に嬉しさもある千遥だった



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