自分への嘘
第3章 「自分への嘘」
千遥 (......)
流星 「ねぇ、休憩だよ?」
千春 「!? あっ、わかってるしっ」
そう言うと千遥は勢い良く立ち上がり席を離れた
生徒A 「千遥〜!また遅刻してんじゃん!!」
千遥に小走りで駆け寄って来たのは同じクラスの千遥の親友の、與 侑未
侑未と千遥は小学校から仲が良く中学の時からも同じクラスで常に一緒にいた
だが、侑未は千遥とは違って黒髪ショートの真面目な生徒
千遥 「ごめんごめん!男の家で寝てたw」
侑未 「また? そろそろ男遊びも控えなよ〜」
千遥 「わかってんだけど、1人だと暇だし寂しいし」
侑未 「私がいるじゃん!」
千遥 「侑未は女でしょ! それとこれとはまた違うの!!」
そんな会話を2人で楽しそうに喋りながら2人は廊下に出て行った
流星 (あの子、男遊びすごいんだ...)
千遥 「でさぁ、それでさぁ〜、、、」
侑未 「まじぃ? それやばいって!、、、」
ドンッ
千遥の肩にぶつかり廊下に一つの眼鏡が落ちた
生徒B 「いた、、」
千遥 「あ、ごめん。って畑じゃん!」
すぐさま眼鏡を拾いかけるのは隣のクラスの畑 風朗だった。
畑 「お、女の子とは喋ったら駄目だしんっ! 喋ったらRiNa様に怒られちゃうぅ!!」
畑はRiNaと言うアイドルを生きがいに生きてる男だ。いわゆるアイドルオタクだ。
千遥 「まだそんな事言ってんの。キモ。」
畑 「うるさいしん!あっ!また喋ってしまった!」
そう言うと畑は走って消えていった
侑未 「畑も相変わらずだね〜」
千遥 「でも、あーゆう男とヤッたら案外良さそう」
侑未 「いやいや、やめときなよ。 てかまたそんな事言ってるし!!」
千遥 「冗談だよ!」
侑未 「でも、千遥、あの転校生の事少し気にっなってるでしょ!」
千遥 「はぁ!? な訳ないじゃんっ!」
侑未 「知ってんだよ〜? さっき一目見てドキッとしたの。プププ」
千遥 「!!! 別に少しかっこいいって思っただけだし、でも転校生だからめんどくさいし、興味ないもーん」
侑未 「へぇ〜?? ふ〜ん」
流星 「村上さん、ちょっといい?」
2人の後ろには、いつのまにか流星がいた。
2人 (!?!?!?)
千遥 「な、なにっ?」
流星 「いや、大した事じゃないけど、次の授業の時教科書まだないから見してもらおうかと、、」
キーンコーンカーンコーン
千遥 「/// い、いいけど、、」
先生 「はい、チャイム鳴りましたよ、教室に入って!」
廊下には千遥と侑未と流星の3人しかいなかった