二次元嫁は常識だろ
「世界滅びたらいい」
「どれぐらいの速度で滅びたらいい?」
「速度?」
「いや、一瞬で誰も成すすべもなく滅んでしまうのか、それとも周りからジワジワと疫病の様に、焼け石に水のような抵抗とともに滅んでいくのか?」
「何、お前は世界滅ぼす思想でも持っているの?」
「いや、お前が言い出したんだが?」
「わかった、世界滅びろは言い過ぎた」
「日本滅びろあたりにしておくのか?」
「地域狭めて言うわけねぇだろ、何滅びの日を待っているのお前は?」
「待っているわけないだろ、お前じゃあるまいし」
「わかった、滅びろは言い過ぎた」
「大体クリスマスに滅びろ、バレンタインに滅びろ、夏休み滅びろ、リア充滅びろとか年がら年中言い出して、滅ぼすとは言わないのは卑怯だと思う」
「本当に滅びろ言い過ぎた、悪かった次からは滅ぼす方向で愚痴ります!」
「滅ぼす方向で愚痴るって何処の魔王ですか?」
「うぜぇ!」
「それで、なんで世界が滅べばいいんだ?ハロウィンにはまだ時期的に早いぞ」
「こっちだってイベント毎に世界が滅びて欲しいわけじゃねぇんだよ、ただ世界がこっちを受け入れないのかと思う事があってだな」
「何だよ」
「2次元の嫁と結婚は未だ世間一般的に変人扱いしているニュースとか見ているとうぜぇと鬱憤がたまるわけよ」
「あぁ」
「こう上から目線っていうかなんていうか」
「まぁ2次元と3次元じゃあ次元が違うからな」
「誰が次元の話しているんだよ、何で世間一般的に認められないかな2次元の嫁」
「いや、認められているよ2次元の嫁」
「そりゃあこっち側の話だろ」
「いや一般的、世間的に認められている」
「嘘だろ!嘲笑していたぞ世間」
「そりゃあそういう性格が悪いか、常識を知らないだけだ」
「いやあり得ないだろ、非常な世界世間一般だぞ!」
「本当だって、そうじゃなきゃ漫画に影響されましたとか、アニメをみて趣味嗜好に走り、犯罪どうたら言う奴出てこないだろ、お前はなんの影響も受けずに嫁という関係を築けるのか? 影響を受けるということはそう言う事だ」
「それおかしくね?」
「どこがだよ、漫画アニメの2次元のせいで犯罪もおこりえるなら、婚姻関係だって認められるのは道理だろ? めでたい事も悪い事も起こるよ」
「そういうものか?」
「大体漫画とかアニメのキャラ、ゴマアザラシとかにさえ住民票渡す時代から何年立っていると思っているんだ、結婚ぐらい普通だと考えられないならその時点で批判すべきだろう」
「そういうものか?何か騙されてない?」
「3次元だって結婚を妬むやつはいるし、リア充を妬むやつもいる、2次元の嫁だろうがそこらへんは同じ、つまりお前は何でもない事で世界滅びろと言い放つ危ない奴と言う事になるな」
「くっ言い返せない」
「世界滅びろと言う前に少しは常識を考えろ」