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詩*日常から*

朝の気分

作者: a i o
掲載日:2017/12/05

鐘が首を振れば

広場で飛び立つ鳩

クラシックのLD

私の好きな場面


鳴り響く「朝の気分」

何度も何度も

繰り返し観ていた

何かを清らかに洗うように

聴いていた

今はもう擦りきれた思い出


アイロンでプレスされるシャツ

蒸気で香る洗剤の匂い

呼び覚ます記憶と

ただ気持ちよくうたう鼻唄

どこかで重なる

いつかの私が

耳をすませて



幸せですか

今

シャボン玉の中で

弾けるのを待つばかりで

見下ろす景色の色合いも

知らないままじゃありませんか


幸せってなんですか

あの時

問いかけばかりを浮かべて

本当は答えなんてちっとも

欲しくなかったのではありませんか



飛び立つ鳩を追いかけてく

薄ぼんやりとした青空

ブラウン管の景色

ひとときの美しい音色

手に入れたかったものすべて

連れてくように響いていた


窓辺の白いカーテン

淡い朝の光

振り返ることは

時に

透き通る風を見るようなもの


幸せですか

今

ただ問いかけることだけが

祈りのようで

虹色を歪ませるシャボン玉

高く高く

飛んだ場所で

澄みきるとは

どんな気持ちでしょうか






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