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トンボの目   作者: 黒野戌
2/6

トンボの目 2見目

どうも黒ちゃんです。

え?パクリ?

違いますよ!

あの黒ちゃんより先に黒ちゃんやってましたから。(嘘)

まぁそんなことはどうでもいいです。

今回の本文は長めにしました。

あ、帰らないでくださいよ?

帰ったら3代先まで祟りますよ?(嘘)

・・・ごめんなさい、本当に帰らないで。ね?

とりあえずまぁ読んでみてくださいな。

それではまた後ほど。

・・・


『じゃ・・・な・・ねぇ』

(ん?)

 『そ・・・・ろ・・て・・いま・・』

(何?何か聞こえる)

 『き・・・ねぇ』

(よく聞き取れないが、この声は聞いたことがある)

 『・・・』

(何も聞こえなくなった)

 『・・・て』

(?さっきと違う声だ)

 『と・・に・くよ』

(さっぱり聞き取れない)

 『・・・』

(また聞こえなくなった)




「・・・」

朝だった。

さわやかな朝。

でも気分が重い。

昨日、店が忙しくて疲れ過ぎていたのかもしれない。

とりあえず起き上がり、顔を洗いに行くと

 「あっ、姉さんおはよう!」

大きな声で背後から挨拶された。

 「あら、サエじゃない。おはよう。」

見ると私の妹のサエが笑顔で駆け寄って来ていた。

 「姉さん、今日も仕事?」

 「ごめんねぇ・・・、桜屋は忙しくてね。」

 「もうっ!、少しは休み貰った方がいいって!姉さんはいつも頑張り過ぎるんだよ!」

 「働かざる者、食うべからずってね。」

 「そんなこと言って倒れても知らないよ?」

そう言ってサエは去っていった。

確かに少し疲れてはいるが、倒れる程では無いだろうと、そう思いつつ顔を洗った。


トンボ玉・・・


そう言えば昨日、店でトンボ玉を拾って巾着袋にしまったままだ。

 「どこに置いたっけ。」

きっと寝る前に机に」置いたんだ。

タエは部屋に戻る。

 「あった!」

予想通り、布団脇の机の上に巾着袋は置いてあった。

巾着の口を開け、中からトンボ玉を取り出す。

 「綺麗。」

タエはそのトンボ玉を窓から差し込む光に当ててみる。

トンボ玉は実に美しく光を反射し、輝く。

そして

 『・・・て』

声が聞こえた。と、言うより頭に突然響いてきた。聞いたことのある小さい女の子の声。

夢。

間違いなく夢に出てきたその声は、はっきりと聞こえる声でこう言った。

 『眩しい』と。


{トンボ玉}

    ガラス製の丸玉の一種。地色と異なった色ガラスで斑紋を施し、トンボの複眼に似る。

   

朝のアレは何だったのだろう。『眩しい』と、そう聞こえた。

 「タエさん、タエさん!」

 「ひっ、あっ、はい!?」

 「ちょっと大丈夫?タエさん昨日も顔色悪かったけど、今日は一層酷いわよ?」

 「そうですか?」

どうやら本当に疲れているらしい。働き過ぎだ。

 「そうね・・・倒れられても困るから、今日はもう休みなさい。」

 「えっ、でもそんな・・・」

 「遠慮しないの。あなたはいつも頑張ってくれてるんだから一日休むくらいじゃ少ないくらいよ。」

 「・・・はい!ありがとうございます!!」

そして言われた通り素直に帰っていた途中の河原沿い、その人は立っていた。

雲一つ無く、快晴。にも関わらず、その人は傘をさしていた。

不思議に思い、横目に見ながら過ぎて行こうとしたが

 「・・・そこのお嬢さん。」

声をかけられてしまった。

傘の下から覗く、穏やかでいて尚且つ鋭い目が私をとらえていた。

 「は、はい。」

 「あなた”つかれて”ますよ。」

確かに疲れてはいるが・・・

 「それがなにか?」

 「おや、お気づきで?」

 「今から家に帰って休むんです。

「・・・それはそれは・・・どうやら邪魔をしたようで。」

「いえ・・・それよりなんで傘をさしているんですか?」

するとその人は空を見上げてこう言った。

「・・・どうやら明日あたり、雨が降るようで・・・ね。」


翌日は雨が降った。

「雨・・・。」

『・・・どうやら明日あたり、雨が降るようで・・・ね。』

まぁ雨なんていつ降るか分からないし、偶然だろう。

それよりも休んだおかげで疲れがとれたようだ。体が軽い。

 「よし、今日は頑張れる!」

気合を入れ、家を出る。もちろん巾着も忘れずに・・・。



どうでしたかね~?ここまで無事読んでくれた人は何人ほどいますか?

・・・そうですか。まぁそんなもんでしょう(何様?)

今回は新しいメンバーが出てきましたね。

物語はまだ始まったばかりですからね。まぁゆっくり読み進めていってくださいな。

次回予告!!

「まさかの地球滅亡!?」

・・・じゃ!

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