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フレンズ  作者: 霧藤透
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僕の日常

「僕は本当に最低な人間だ」と僕は言う

「お前はただ逃げているだけじゃねぇか」とオレは罵る

「私は誰の味方なのだろう」と私は悩む

「あたしは君のことを愛してる」とあたしは笑う

「眠い...」とわたしは目を瞑る

「人間は迷って迷って迷いながら生きていくんだ」とおれは答える

「あいくん。ボクにしなよ。なーんちって。」とボクはお道化る

「俺はただの裏切り者さ。」と俺は去る

友情が崩れ、愛情が歪み、恋が終わる。

僕たちはその中で呼吸をして生きている。

僕は足掻いて。オレは憤り。私は探し求め。あたしは愛し。わたしは眠り。おれは教え。俺は裏切り。ボクは奪い。

みんなそれぞれの思いを抱え行動しながら生きている。例え、それが正しいとは限らなくても...。

僕は朝が嫌いだ。理由は特にないがあげるとするなら、日差しが嫌いということだろうか。その点は僕もよくわかっていない。正確にはそんな無駄なことを考えるのが面倒くさいと言った方が正しいが。

朝が嫌いだと言うわりには何故か早く目が覚めてしまう。これは今までの僕の記憶している人生の中で15年間継続されている。(僕の記憶は五歳の頃から作動しているので、僕は二十歳つまり成人しているということになる)

よく学校で寝る子は育つなどと、教師に宣われていた苦々しい記憶をふと思い出した。本当にその通りだと思う。実際、僕の睡眠時間は十五年間連続で五時間を切っている。平均睡眠時間、三時間の僕はその諺の通り成長しなかった。成人男性で一六五センチメートルという身長は格好つかない。格好つかないだけで特に不自由している訳ではないので気にしてはいない。ただ、女子と同じくらいの背というのはちょっと屈辱的ではある。女子というのは、背の高い相手を好む傾向にあるらしいので僕なんか、異性として相手にされない。まあ、されたいとも思わないが。無駄な事を独りでだらだらと考えていると、今日の食事当番が僕であることを思い出してしまった。


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