そのに 辞書編集作業がぼよんぼよんになった理由。
拙作《冷やし勇者始めました。》http://ncode.syosetu.com/n7751bh/ の番外編です。
活動報告に頂いたコメントに返信を書いていたら長くなったので短編として投稿することにしました。
鴉野兄貴さま、勝手にコメントを投稿してしまってスミマセン。
そして、割とタイトル詐欺気味です。
◆まずは、活動報告で鴉野兄貴さまから頂いたコメントです↓◆
投稿者:鴉野 兄貴
投稿日:2013年 05月16日 03時23分
鴉野:というわけで辞書を作ることは世界征服に等 しいわけです。側近様。
側近:なるほど。『リヴァイアサン』では言葉その ものが概念を作り、政治哲学になると規定している と。
勇者:お前らの説明まったくわからん。俺にわかる ように言ってくれ。
鴉野:俺がレキシコグラファー(辞書編纂者)で、 辞書の『勇者』の項目に、『おっぱいがデカい』と 書けば、以後辞書を引く人間は勇者という存在の資 質は乳がデカいことだと認識する。
勇者:なるほど!
鴉野:俺が『もやし』を『日もなしに育つ魔生物。 異世界の第15代神聖皇帝はこの植物を禁制品にし た』とかくともやしのイメージがダウン。
側近:そのような暴挙は許しません!
鴉野:言葉の解釈を統一することにより、人間の意 識の中で世界そのものを統一するような効果が見込 めるわけですね。 なお、実例としてあげると私の世界での移民の国で あるアメリカ合衆国は自国語を作り、思想を統一す るためにウェブスターという人がほとんどたった一 人で基督教の思想を取り入れた辞書を……。
勇者:ぐーぐー。
鴉野:勝手にキャラ借りてすいませんでした!
魔王:本当に俺がこんなもん一人で書くの?;;
◆そして、このコメントに対して返信を書いていたのですが、長くなってしまったので短編にして投稿しました↓◆
勇者「元気出せよ魔王! 《ゆ》の項目は俺が書いてやる」
側近「わたくしは《も》を担当しますよ」
魔王「おお……友よ」
そして、辞書の下書きができた……
《ゆ》「憂慮 ゆうりょ:できる限り気楽に過ごすこと
勇者 ゆうしゃ:なっとう ねばねば」
魔王・側近「なっとうねばねばっ!?」
勇者「おうよ。勇者つったら納豆ねばねばだ。当然だ。納豆のねばねばは、なー、なんかステキな成分が入ってて血液をサラサラにしてくれるんだ。お前、あれだ、血小板も真っ青だよ」
魔王「何がしたいのだ貴様。」
側近「せめて《おっぱい》の一言でも書いたらどうなのです!? 人間族の雄はおっぱいに挟まれると気力が充実するといいますからね……!」
勇者「……てめえ、側近。おっぱいで挟んだくらいで魔王が倒せると思ってんのか!? 甘えんだよッ!!」
魔王「……俺、勇者の胸に挟まれるのは前提なのか?」
側近「わたくしだって魔王様を挟むくらいできますよッ!?」
勇者「……なんだぁ、てめえ、やんのかコラ」
側近「上等です……ッ!!」
勇者「どっちが魔王をおっぱいで挟めるか……」
勇者・側近「勝負ッ!!」
魔王 ぼよ~ん、ばい~ん、ぼよ~ん、ばい~ん
魔王「ちょッ!? やめてっ!? おっぱいに挟み殺される!?」ぼよ~んっ
勇者「まだだ! まだ終わらんよ! おっぱいミサイルッ!!」
側近「望むところです! 最終奥義、ブレスト・トルネード!!」
勇者「させるかぁ! 必殺! なんかにゅるにゅるした技!」
魔王「ゆ、勇者、俺様の顔を挟んだまま自分の胸に納豆とか塗るのは、やめ……! うがぁあぁあああっ!!?」
側近「勇者め……っ! その程度! 納豆の糸は水溶性です! この油でぱりっと揚げたモヤシの前に散りなさい!」
魔王「顔面に揚げたてホカホカのモヤシが張り付いて前が見えん!?」
勇者「はぁあああっ!」
側近「てやぁあああっ!!」
勇者と側近のたたかいは 夜が更けるまで続いたのでした……。
おしまい。
Thanks for your read !
おそらくこのコメントを頂いた頃、鴉野さまは↓を書いていたものと思われます。
「ファンタジー世界で『貸し自転車屋さん』はじめますた。」の一節
http://ncode.syosetu.com/n0916bl/147/
【コラム】ウェブスターさんと異世界小説と




