なぜなに質問コーナー! ~解答編
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【質問コーナー】~解答編~
勇者「勇者と、」
魔王「サブリナの!」
勇者・サブリナ「「質問コーナ~」」どんどんぱふぱふ~
勇者「今日は、アイスランド在住の、すばるんさんからお便りをいただきました!」
サブリナ「マジか! アイスランドか! 温泉だな!?」
勇者「住人は、数ヵ国ぺらぺらが普通だって噂だね」
サブリナ「ジオロジカル・ロマンの島だな!」
勇者「きっと、すばるんも、お肌ツルツルに違いない」
サブリナ「なんで?」
勇者「温泉の泥を肌に塗るといいんだって!」
サブリナ「マジか~。俺もお肌ツルツルになりたい」
勇者「俺も俺も。」
サブリナ「お肌ツルツルはロマンだな」
勇者「だな」
サブリナ「ところでお便りは?」
勇者「…あっ、忘れてた。いけねぇ、いけねぇ。」ごそごそ
勇者「『何故人はあらゆるものの頂点に立とうとするのでしょうか?』」
サブリナ・勇者「「…えっ?」」
サブリナ「…えぇええ? なに。お前、何かの頂点に立ったことある?」
勇者「ねえよ! あるわけねえだろ! 俺の人生負け組だよ! なーんもいいことねえよッ! ーーだからな、魔王倒して一旗上げられねぇかなぁって勇者になったんだよ俺」
サブリナ「俺もね~。幼稚園のころ、かけっこで一番になったのな」
勇者「おっ、それ頂点じゃん」
サブリナ「だけどさ、後ろ振り返っちゃったのな」
勇者「…えっ。なんで?」
サブリナ「あっ、前に誰もいないじゃんって思って。えっ、俺、いちばんでいいの? これ間違えてない? って思っちゃったの」
勇者「へ~。そんなもんかね」
サブリナ「うんうん。振り返ったら、その間に次々抜かれてね。結局、ビリだったなぁ…」
勇者「あ~…。…ごめんな? 悪い事訊いて?」
サブリナ「いや、いいって。俺、それがきっかけで魔王になろうって思ったから」
勇者「あっ、そうなの? かけっこで負けて?」
魔王「うん。人間ども滅ぼせば、俺がオンリーワンになれるじゃん? 遊園地とかも、もう並ばなくていいし」
勇者「それ、遊具を動かすひともいないだろ」
魔王「…えっ、うそ、ほんと? あれ、人力で動かしてたの?」
勇者「そうだよ? ーーったく。魔王はそんなことも知らねぇんだな」
魔王「ふはははは! 世間知らずだからな!」
勇者「…で、何だっけ?」
魔王「だから、『あらゆるものの頂点に』…」
勇者「あー、それな! それそれ! うん。覚えてるよー、覚えてる! 美味しいごはん作ってくれたすばるんのことは俺覚えてる!」
勇者「あのな、すばるん。頂点ってのはな、なかなかなれないんだよ。なるのが難しい」
サブリナ「だからこそ我々は」
勇者「そう。頂点を、目指すんだ」
サブリナ「頂点を目指すのは、きっと|人間の本能(human instinct)なんだ」
サブリナ「夢を見、理想を語る」
勇者「常に上を、よりよいものを求めるからこそーー」
勇者・サブリナ「「人間は、月に立てたのだ」」
サブリナ「頂点を目指す人間が生き残ってきた」
勇者「つまり、頂点を目指さなければ、生き残れなかった」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「…なーんてな?」
魔王「やだなー、これちょっと恥ずかしいなコレ!」
勇者「そうだよ! すばるんの質問は、ちょっとアダルティーだね。オトナ向け!」
魔王「よっしゃ。じゃあ俺も頂点目指してがんばるかな」
勇者「ほどほどにな」
魔王「なんでだよ。超がんばるから応援してくれよなっ☆」
勇者「やだっつーの」
「終!」
勇者「質問はまだまだ募集中だよ! 感想かメッセージから受け付けています☆」
魔王「アイスランドからしか送られてこねーって」
勇者「お肌ツルツルー!」
※ すばるんさま、ありがとです!(*^^*) アイスランドはジョーク(?)ですにょ! ※