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2話 幼馴染との再会

USBメモリーの消失によって更新がすごく遅れました。

新しく買ったので、連続投稿します。

今日は5話までです

「なあ、りこ?これからどうするんだ?」

「どう、とはなんのことでしょー?」

っと、意外とまじめな顔で聞き返してくるりこ。

「いや、俺はいきなり異世界に連れてこられたんだが」

そう、ここは異世界。この猫っ娘・・・もといりこによってつれてこられた大体地球と同じ世界まわりはケモノミミの方や尻尾の生えた方が少なくない世界・・・

「あー、不安なんですかー?大丈夫ですよ、私がいますし」

えっへん。っと効果音がつきそうな態度。なにが大丈夫なのかはしらないが、こいつが強いのはこの前知った。

「ここって、平和だよな・・・」

「突然話を変えますねー・・・平和、ですか・・・・・平和だったら良いとはつくづく思いますね」

え?平和じゃないの?まぁ時代的に江戸時代っぽいイメージだけど。

「見渡す限りじゃ平和そうだけどな」

「いつの時代だってそうなんですよ。ぱっと見は平和。・・・裏でどんな状況かも知らないのも良くあることです。・・・・ゆうの世界で言うと戦争?ですかねー起きてますよ?ちょくちょく」

起きてるんだ・・・戦争つか、おっかねぇ世界にきてしまったな。

「あー立ち話もなんですし、そこの宿にでも止まりませんかー?」

といってりこが指差したのは数m向こうの建物。

「そうだな。いろいろ聞きたいことがあるし。頼む」


そして入ってゆくすると店主?みたいなおっさんが出てきた

「へいいらっしゃい。・・・って姫か?こんなところに来るなんて珍しいな」

姫・・・そいやぁりこは猫界?のトップの娘さんだっけ?

「異世界旅行の帰りですよー。部屋、空いてますー?」

とりこが聞くと、店主は目を丸くし、

「あ、ああ・・・空いてますよ・・・ところで姫、後ろの人間は?」

俺のことか。俺が挨拶しようとする前に

「私と契約した人ですねー。つまりゆうは私の彼氏に当たるので2人で一部屋でいいですよー」

ええええええ!っと叫びそうになったのを堪えた・・・後で聞こう。

ところが店主は特に驚かずに

「姫が彼氏つくるなんて珍しいじゃねぇか。あー部屋は207使いな」

といって鍵を渡した。りこは受け取って

「ゆう、いきますよー?」

といって歩き出してしまった。


そして207室の中

「彼氏ってどうゆうことだ?」

今さっきの疑問をりこにベッドに座らせ椅子に座って聞いてみる

「あー・・・この世界での人間の扱いは2つあります。・・・大体ですけど」

「一つ目が彼氏・・・その他自分の子供などの親族、メイド、執事ですね」

「ふーん・・・で?」

「二つ目は奴隷、家畜・・・ペットですね」

「おい、いきなり下がったな」

と、つっこみをいれると少し下がったテンションで

「平和維持のためなんです。地球でも牛は食べるためのものでしょう?感覚的にそうなんですよ。牛に栄養が多いのと同じで私たちの技に必要な生命力が人間のほうが多いのですよ。でも、人間は技を使えないでしょう?だからとるんです。餌を与えて生命力をとる。・・・牛に牧草与えてミルクを頂くのと考えは同じですね。・・・・・この制度、作ったのは母で、主張し続けるのがねぇさまですね」

すごい考え方だが、正論でもある・・・

「あ、これは私が編み出した理論でなかなか知ってる人は少ないですけどー、人間は大切な人を守るときとかに生命力が大幅に上昇するんですよね。火事場の馬鹿力と呼ばれる現象ですねー」

大体理屈はわかったけど・・・・で?というか、呆けるしかできないというか・・・・

「ん?もしかして、わかってませんか?もともとこの持論は私が実際に地球に行って見たものですよ。人間は常に生命力を大体消費しながら生きてるんです。だから重いものだってもてますよね」

まぁどれぐらいまでかわからないがもてるだろうな。

「私たちは普通は10kgもてたら力持ちに入るんですよ。それぐらい人間はすごいってことになりますねー」

「・・・まぁ2つ目はわかったんだが。何で彼氏なんだ?」

と、聞くと少し目を潤ませて

「ゆうは私の彼氏じゃ嫌でしたか?」

なんてきくんだ・・・・嫌じゃないけどね・・・・そりゃあ

「そんなことないぞ。ただ、姫の彼氏ってそんな簡単なものなのか?」

「簡単じゃありませんよ。・・・私は・・・・ゆうの事が好きですから・・・・」

最後のほうは聞こえなかったが聞き返したら怒られそうなのでやめておく

「さて、他に質問とかありますか?」

と、聞いてくるもんだから、とりあえず無駄だと思いつつも

「俺ってどうすればいいんだ?」

と、聞くとりこは嘆息し

「一緒にいてくれればいいんですよ。・・・といいたいのですが、その顔じゃ満足しそうにありませんね。」

「・・・まぁ、な」

「では、戦争に出てもらいましょうか。私も出ますし、第一兵器の類はありませんからね。安全っちゃ安全ですよ」

戦争かよ!

「もちろんゆうに大儀名分をあげますよ。・・・私のために戦うこと。それから・・・敗戦国の人間全てを解放させましょー・・・どうでしょー?」

「そうか・・・ところで、りこってしゃべり方に2つあるよな?」

と、素朴な疑問・・・

「そうですねー私的なしゃべり方と戦略上のしゃべり方と分けてますよ?・・・たまに混ざりますけど」

そんな感じか。

「ところでゆう。見せたい物があるのですがいいですか?」

見せたいもの・・・なんだろう?異世界でこの展開だし剣とか?

「かまわないけど?」

「では、移動しましょうか」

と、りこがいい、部屋をでる。・・・あわてて追いかける俺


客層よりも地下。従業員の詰め所のさらに地下

「どこまでいくんだ?」

聞いてみた

「あー・・・ここですよ」

目の前には大きな扉そこにりこが手を触れると自動で開いた・・・そこの部屋にあった物・・・

いや人だった。

・・・って

「静利!?」

「・・・え?ゆうちゃん!?」

そう、死んだはずの幼馴染。静利だった。・・・・猫耳が生えているのだが?

「りこ、これはどうゆうことだ?」

俺は隣でぷるぷると笑いを堪えているりこに尋ねた。すると

「そこのお方。つまり静利さんは私の命の恩人なんです。・・・・」

 話が長くなるので要点だけ。良くある猫助けて死んじゃったテヘ☆らしい

ほしじゃねぇぇぇぇ

んで、転生した魂を見事もとの体に入れて成功!といきたかったが同じ体には入れない。なら、元の体と猫を混ぜよう!で出来たのがこの静利だ

・・・・はぁ・・・

「さすがゆう。飲み込みが早いですねー・・・当の本人もまだ信じてないのに」

嘘かい!

「まさか、ゆう相手に嘘なんて吐きませんよ」

「ま、その猫ちゃんがいってるのが本当なら人間8猫2の大体人間らしいわよ?」

飽きれ半分その他いろいろな表情で静利はいう。

「猫ちゃん言わないでほしいのですがねーまぁ、中途半端に出来ちゃいましたが、力は猫以上、技も弱いのなら使えますね」

新しい商品のプレゼンみたいな口調でりこが返す

「さて、ゆう・・・ここで質問しますね」

先ほどとは一点変わった口調。暗いような、やさしいような・・・そんな口調

「なんだ?」

俺はそう返すので精一杯だった。・・・・空気的に

「単純な問題です。あなたの幼馴染はどうしますか?」

いきなりな質問。それに返せないでいると、りこは更に続けた

「ゆうの力があればあの子は地球に帰れます。勿論猫耳とかもなくなり普通に帰れます・・・・まあ生き返った扱いでしょうけど」

「ここでゆうや私について来させる事もできます・・・・その2択です。ゆうとしてはどうしたいですか?」

・・・・・・・それは俺が決めることじゃないだろう。

「ゆうの意思が必要なんですよー実際これは意思の確認なんて要らないんですねー」

そして口調をまた変えいつもの間延びしたようなどうでもいいような口調

「それでも、俺は静利に同じ質問をしたい。選ぶ権利は俺じゃなく静利にあるはずだ」

そしておれが静利に振る。

「あー・・・ゆうちゃんはどっちにしてほしいわけ?」

その返しは非常に困るが思ったことを述べる

「どっちも気持ち的にある。安全な地球に帰ってほしいのと、俺と同じ思いはしてほしくない・・・・だな」

3秒考えてから、静利は

「なら私は残るわ」

呆気からんといった風に言う。だが、この幼馴染は考えるより行動するやつだから別にいいのではないだろうか。

だから俺も

「そうかい、んじゃりこ、部屋戻ろうぜ」

との対応。りこは・・・・まぁ呆気にとられるだろうね

「あ、待ってください・・・・でも、本当によかったの?」

と、あわてて俺に追いつき聞いてくる

「ああ、いいんだよ。あいつは昔からあんな感じだから」

というと、そうですか・・・・っと落ち込むりこ


そして部屋に戻り

「あ、りこ、先シャワー浴びちゃいなよ」

と、疲れたらしくベッドに寝ようとしたりこを言葉で止めシャワールームっぽい所を示す

「んーそうですねー。あ、覗かないでくださいね」

との決まり文句にへいへいとだけ返す


・・・微妙に気まずいものがあるとは思わなかった。シャワーの音が聞こえる、鼻歌も聞こえる・・・・・何だこれ?

「そいやぁさー」

っと、話しかける。するとうにゃっ!っと返ってくる。まぁ、普通に音が聞こえてくるってのはわかったんだろう。

「ななな、なんですかー?」

っと、段々落ち着いてきたみたいで口調が戻ってきた。

「いや、さっき俺の力がどうのつってたけどあれは何だ?」

と、さっきの静利との会話の時に言っていたやつの疑問を聞いてみる

「あーそれですかー。ゆうはいつもどれぐらい力をセーブしていますかー?」

質問返し。されたのだがまぁ俺は返す

「セーブしてる覚えはないんだけどな」

と、言う俺に呆れたようにため息をしてから

「やっぱり自覚は無いんですねー。では、質問を変えて、『本気じゃないだろ』等の言葉をよくかけられませんか?」

・・・・・あせった何で知ってるんだろうか。

「その顔を見ればかけられるみたいですね」

いつの間にかシャワーからりこが出てきた。ガウンを羽織って。・・・・いや、ドキっとしたけどね。

「あ、りこ、ガウン似合ってるな」

と、素直にほめてみる

「あ、ありがとー。んで、続きですねー。生物は微量ながら動かすだけでも生命力を使います。そして寝る、食べる、休むなどして回復しますここまではいいですかー?」

「まぁ、うん」

っと曖昧に返すと、よろしい、といってから。

「そして人間は100%の力は使わないんです。使って50%、火事場の馬鹿力でさえ70%ですセーブするんですね。そしてここからが本題で、ゆうは力を通常10%も使ってない状態にあるんです。多分何処を探してもゆう並に生命力がある人はいないでしょうね。」

と、関心しているような、どこか素っ気無いような調子でかえすりこ。

「それじゃ、俺も帰れるんじゃないか?」

と、期待を込めて聞いてみる

「技術的に無理ー」

・・・・即答かよ。

「ちなみに、他の人の場合は私をかえして転送になりますねー」

「そうかい」


「そいやあ、何でベッドがキングサイズ一つなんだ?」

風呂・・・シャワールームから出た俺は疑問を口にする。

「ここの館主は物好きですからねーなにか間違いが起きることを期待していたんじゃないですか?・・・・・私としては別に起きてもかまわないけど」

最後のほうは早口かつ小さかったので聞こえなかった。

「それじゃ、寝るか?」

と、尋ねると、そうですねーっと、言ってベッドに潜り込んでしまった。

「ゆう、おやすみなさーい」

「おう」

平和?な1日は幕を閉じた。

ちなみに1話冒頭のフラグは幼馴染のためのものではありません。

ずっと先のお話です

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