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第五話
魔王様がそう言うと後ろからついてきていた執事さんが門番の人に何かを話した。
すると城の大きな門が開く。
僕は目を輝かせながら城の門をくぐって中に入った。
城に入ると魔王様がある部屋に案内してくれた。
「ここがブラボーの部屋だ。好きに使っていいぜ。」
魔王様は僕にそう言うとどこかへ行ってしまった。
あれ今僕の名前呼んでたけど、名前いつ言ったっけ。
そもそも言ってない気がする。
なんで知ってるんだろ。
僕は不思議に思ったが、ここは魔界。
悪魔は魔法かなんかが使えて、その魔法で僕の名前を見抜いたのだと考えた。
そう考えれば不思議ではない気がする。
僕はとりあえず部屋を色々と見てみることにした。
第六話は次の土曜日の十四時に投稿します。