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第四話

いやいや、おかしいって。

なんで僕が魔界にいるんですかね。

普通人間がいちゃだめなところでしょ。

魔界って。

てかこれから僕どうすればいいんだろ。

僕は今魔王様に抱っこされながら空を飛んでいる。

空を飛んだことは初めてのはずなのに、魔界に来たのも初めてのはずなのに、なんだかこの景色、感覚が懐かしいんだよね。

なんでだろ。

アニメか何かで見たことがあるのかな。

少しすると大きなお城が見えてくる。

あれが魔王城なのかな。

すごい大きい。

魔王様は毎日こんな凄いところで生活してるのかな。

そう考えると魔王様が羨ましくなった。

魔王様は城の門の前まで来ると、地面に着地し、羽をしまった。

よく見ると魔王様にも執事さんにも角が生えてる。

小さかったから気づかなかったな。

魔王様は僕のことを地面に降ろす。

「ここが魔王城だ。」

第五話は明日の十四時に投稿します。