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第三十五話
暗い道を歩いていると、ふと男の子の胸の傷が目に留まる。
さっきも見たけど相変わらず痛そうな傷だな。
見た限りだと、それなりに深そうな傷だ。
過去に何があったのだろうか。
男の子の過去が気になった僕だったが、今は鬼の過去を探しているんだと我に返った僕は、また鬼の過去を探る手がかりになるものを探し始めた。
神社があった部屋に入った時は気づかなかったが、この部屋にはまだどこかへと繋がる道があったらしい。
おそらく上へと向かっているこの道を歩いていけば、落ちる前の場所へと行くことが出来るだろう。
そんなことを考えながら、僕は重たい足を動かした。




