3/40
第三話
第四話は十月十九日、十四時に投稿します。
え、どういうこと。
この人今魔王様って言ったよね。
この男の子、魔王様なのかな。
同い年くらいなのにすごいな。
呑気にそんな事を考えていると、魔王様が言った。
「わかったから、魔界に帰るから。その代わりこのこを魔界につれてく!!」
お、魔界連れてってくれるの。
ラッキー、魔界ってどんなところなんだろな。
……え。
まって僕のこと魔界に連れて行くって言ったよね。
あれ、なに勝手に決めてくれてるんですか。
僕の許可取ってくれないですかね。
執事さんぽい人!
否定してくれ。
許可しないで。
「……しょうがないですね。じゃあ行きますよ。」
え、嘘でしょ、嘘でしょ。
なんで受け入れてるわけ。
僕に拒否権はないのかね。
僕は執事さんと魔王様に連れられ、魔界へ行くことのできるであろうポータルに足を踏み入れた。