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第二十五話
「ったこきれ!!」
僕はそう言うとたこきれのもとへかけよった。
足からは少し血が出ている。
僕も魔法が使えたらこの怪我を治してあげることが出来たのかな。
そんなことを考えていると、たこきれがぼくにいった。
「そんな顔すんじゃねぇ。こんくらいどおってことねぇよ。」
たこきれは僕とたこすんの顔を見て言った。
僕たちに心配させたくなかったのかな。
「本当に大丈夫なの?」
たこすんが震えた声でたこきれにきいた。
「大丈夫っつってんだろ。」
タコキレはニカッと笑った。
僕はたまたま持っていたガーゼをたこきれの足に優しく巻くと、たこきれとたこすんを肩にのせた。




