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第一話
バコォン!!
「やっば〜、地獄地獄!」
僕は家の扉を勢いよく開け、走り出す。
僕は只今絶賛地獄中。
だから早く学校にいかないといけない。
地獄中というのは遅刻してる最中っていみさ。
学校に行ったらおそらく説教地獄が待ってるから、僕は遅刻と地獄の意味は同じだと解釈してる。
朝ごはんを食べる時間なんてなかったからいま口にタコスをくわえて走っている。
呑気に朝ごはんを食べていたら説教の時間が長くなっちゃうしね。
ん、まてよ。
説教がながければ授業サボれるのでは。
これは選択をミスったな。
僕はそんな事を考えながら走り続ける。
曲がり角を曲がった時、僕は誰かとぶつかった。
「「うわっ」」
僕はその場にしりもちをつく。
タコスはカバンの上に落ちたのでぎりぎりセーフ。
ふと視線を前にやると僕がぶつかったであろう男の子がいた。
耳に飾りをつけている。
それも片方だけ。
もう片方はどうしたんだろう。
なんだか見たことがある気がする。
気のせいかな。
第二話を二時三十分に投稿します。
ぜひ読んでみてください!!