ネックレス

車の中からみる

遠くのそら

あなたの歌をきくとおもいだす

昔の青々とした自分

懐かしい気持ちになる

「あなたを幸せにしたい」

そんな青い誓いは

それはきっと自分の本当の笑顔を

探していた道の途中に見えた光

思い出のひとつひとつ

涙の一粒一粒に映った虹

心の糸でつなげて

君がかけてくれたね

ネックレス

ミラーに映してじっと見ている

私なんかに似合わないほどの

奇跡みたいな虹の輪、

車の中から見上げる空には

いつもあなたが映るんだ

嘘じゃないんだ　本当なんだ

もう少しで花火が上がるらしい

あなたの浴衣姿はどんなんだろう

そこから吹く優しい風に吹かれて

みたくて

その微笑みが線香花火みたいで

最後はいつも滲んでいくんだ