ラドゥと旅路と獣狩り◆
ラドゥと旅路と獣狩り◆
作者:あびすけ 様
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【あらすじ】
黒い霧から魔物が発生する世界。魔物は〈獣〉と呼ばれ、獣を殺す者を〈狩人〉と呼ぶ。
〈澱底〉と呼ばれる危険地帯で育ったラドゥは、師であるガロの死をきっかけに、故郷から外の世界へと旅立つ。
たまたま立ち寄った街で金を稼ぐために引き受けた仕事は、〈協会の狩人〉の荷物持ち。狩人の三人はなかなかの猛者。どうやら今回は剣を抜くことはなさそうだ。何ごともなければ、だが……
【感想】
独特な世界観のファンタジーで面白かったぁ!
この世界には、黒い霧から生じる〈獣〉という脅威が存在し、その〈獣〉を倒す狩人には実力に応じた等級が割り当てられます。
主人公ラドゥは等級の最強クラスに匹敵する強さ。そのため戦闘シーンが圧巻。
ダークで武骨な世界観も個人的にとても好みでした。
恋愛要素は、二部にうっすーーーくあるような、ないような……当事者的にはたぶんノーカン。(ヤバい敵に追われててそれどころじゃない)
でも、恋愛要素はこれくらい薄くても全然有りだし、むしろ好き。
雰囲気的に「騎士ユリウスの文通」が好きな方なら好きなんじゃないかなー。
ただ、出てくる悪党がマジモンの胸クソばっかなので、そこは好き嫌いが分かれるかも。
ラドゥが善良イケメンなので、それで中和されてバランスは取れてる気がする。
明らかになってない伏線が結構あるので、ぜひとも続きが読みたい作品。全13話。
キリのいいところで終わっていて、ステータスは完結済みになっています。