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ABYSS CHRONICLE  作者: 望月 梓
天恵の歌姫に賛歌を
11/19

洞窟は苦手な奴が多いです

今はまだつまらないターンです。気長に見てやってください


 それから10分くらいたったあたりに目的地は見えた。途中他に出てきた経験値(アルミラージ)を2.3回頂いた気がするが、経験値美味しいただそれだけだ。

 着いてみるといかにもコウモリとかでてきそうな洞窟で、岩肌などもとてもリアルだ。触ってみたからわかるが、ちゃんと触ると砂が落ちる。昔にリアルで行った洞窟を思い出した。あの時はまじ怖かった。明かり少ないって怖さ増すよね。


 中に入ると少数のパーティーがいるらしいが静かに通り過ぎる。そして周りのモンスターはパーティーが倒してしまっているようなので奥を目指していく。

 鉱石関係は特定の岩をピッケルで叩くことで手に入るらしい。マイ〇ラかな? このゲームも未だに遊ばれてる人気なゲームだ。

 とりあえず中に入ってパーティーたちの戦闘も全く聞こえなくなるまで進んだが、お目当ての岩がない。その代わりに


 「キーキー」

 

 いや、コウモリはめんどいって...。

 コウモリの初動は上からの奇襲らしい。大して早くなかったのでしっかりと回避。それからこっちは体勢を立て直して、お気に入りのスキルを放つ。

 

 「フロストバレット!」


 1発くらい当たる期待を持ったが、さすがコウモリといったところか、全く当たらない。コウモリは確か超音波でエコーロケーションを行ったはずだ。エコーロケーションは反響を使って相手の位置や地形を知れると言ったものだった気がする。だからといってあの速さの魔法を避けて欲しくはないけどな。

 

 「なんかめんどくさい敵ばっかりに当たらないか?」


 luck上げてみるか...。もうちょっと魔法当てやすいやつ来てくれると助かるんだけど...あと動かないやつ。流石にパーティー単位でやるやつばっかりに当たってる気もする。

 そんな事はさておき、相手の攻撃も当たってはいないがこちらの攻撃も当てることが出来ない。この状況を何とか打破したい訳だが、しゃーない雷に頼りますか。

 相手の滑空攻撃を避けつつショックボルトを打ち込む。


 「ギギー!?」

 

 すると相手は避けずに当たって痺れた。そこにすぐさま追い討ちのフロストバレットを全弾叩き込む。するとHPが全壊したらしくポリゴン状になって砕かれた。レベルアップのファンファーレと同時に疲れがどっと来た。


 「疲れた。なんで避けなかったんだ? 電気は実態として捉えられないとか?」


 気になる点はあったけど倒せたから良しとしよう。それにしても初戦からこれは割とつらい。剣関係の人とか当てるの難しそうだなこれ。

 そんなことを考えているとコウモリからなにかドロップしたらしいのでアイテムを見てみる。

―――――――――――――


・ケイブバットの牙

 

 洞窟に生息しているケイブバットの牙。主に吸血する時に使用していたため、牙には小さな管のような機関がある。


―――――――――――――

 

 ほー、じゃあ武器にするとドレイン系統の神武器なったりするのか? まぁ、俺には関係なさそうなんでパス。

 そして、さっきレベルアップしたのでステータスを確認したところ、ステータスはいつもの上昇幅で一定な感じ。スキルを新しく習得していた。


――――――――――――――


・エコーロケーション


 音の反響によって敵の位置、プレイヤー等の位置を探索し、マップに表示する。


――――――――――――――


 お?強くね? これはサーチに似たものを感じるけど、てかほぼ同じだけどマップに表示される部分はえらい。

 レベルアップ以外にも条件を満たす事で習得できるスキルもあるみたいだ。

 

 「試しに使ってみるか。」


 左フリックからスキル画面を選択し、エコーロケーションを発動する。

 すると杖の下の部分から同心円状に音が伝わり、敵のシルエットがオレンジでプレイヤーは青、アイテムらしきものは緑で表示された。

 それがマップにも表示され、30のカウントダウンが始まる。サーチがスキル発動して直ぐに切れるのに対し、このスキルはマップに30秒は表示されるようだ。まぁ、マップの敵の位置などは動かないのがネックなところかな?

 リキャストまでは10分。ここまで使いやすかったらまぁまぁいい性能だろう。これからもっと頼っていくスキルになると思う。


 さて、ここでさっき表示された敵の位置を見てみよう。壁越しにプレイヤーが3人。多分ワンパーティー。

 目の前20メートルくらいオレンジの表示。あれ?オレンジってなんだっ


 「チュチュ!!」


 敵ですよね、知ってました。

 薄暗くてシルエットしか見えないが声的にはネズミだろう。こっちはしっかりフロストバレットの準備をし、相手に放つ。

 すると、いきなり敵の周りが炎の色で染め上げられた。見覚えがない訳では無い。あれは昨日散々お世話になったスキル。三匹のネズミの持っているステッキの先端から炎の球が出来上がる。


 「ファイアボールってまじ!?」


 炎により正体が顕になった、帽子を被り、ローブを着ているネズミたちは同時にファイアボールを放っていた。

 放ったフロストバレットは相手へ向かっていくが、相手の3発のファイアボールがこっちへ向かってくる。ネズミたちが放ったファイアボールは1発は俺のフロストバレットで封殺。他の2発が迫ってきていたが、1発はギリギリでよけ、その避けた裏のもう1発が被弾した。


 「いってー、ダメージ受けたの久しぶりかもしれんな。」


 幸いにも直撃はしなかったらしく、体力は4割程度で収まっていた。直撃したら死ぬコースあったな。

 少し安堵していると、ネズミたちは間髪入れずにファイアボールを連打してくる。さすがに次くらったらまずいので近場の岩場の裏へ退避。ネズミたちは場所を動かず俺という獲物のいる岩への攻撃を始めた。

 

 「さて、どうしたもんか...。確かクエスト内容に討伐目標的なのが、あったあった。」


 マジカルラット、多分アイツらの名前はこれで間違いないだろう。魔法使いはある意味苦戦するかもしれない。至近戦特化は近づければ楽勝かな? 近づくのにタンクキャラとかは欲しくはあるけど。

 とりあえず自分にファーストエイドを3回かけてHPを全回する。MPはさっきレベルが上がったばっかりなので余裕はあるが、さっきのように打ち消されると元も子もない。

 すると突然、ネズミたちの魔法から俺を守っていた岩にヒビが入り出す。さすがに耐久値無限とかそういう訳にはいかないのね。まぁ、合計6発分受けてくれてありがとう。君のことは直ぐに忘れると思うけど。

 岩も壊れ、またネズミたちの魔法に襲われる。なにか無いものかと考えるが、結局ひとつしか見つからない。これは結構な博打なんだけど、というかこれやると今から耐久戦始まるんだけど...。

 

 「あーもう、流石に強行突破は無理だしこれしかないよな...。」

 

 一定の間隔で飛んでくる相手のファイアーボールを避けるタイミングをつかみつつ、そのタイミングと体の動きで全て避ける。

 結局導き出したのは昔対人ゲーでやったMPを完全消費させて反撃することで、これをやるには結構俺にとってキツめな条件がある。


1.相手が無限MPでないこと

 

 これはマジで前提条件。無限だったら無理。


2.相手の攻撃を全て避ける、当たっても回復すること

 

 ネズミたちのスキルはファイアボールだけらしいからこれを全て避けるに尽きる。当たったら岩に行って回復したいけど、体を隠せる岩場は近くにはもうない。


 「やってやらァ!」


 要はタイミングゲー、長年やってきた俺の得意な音ゲーのイメージでいくしかないだろう。フリックとかがいきなり戻ったりするのとかはもう慣れてる。動かすのが腕より先から体全体に変わっただけだ。

 え?キツいって? 知ってる。

ケイブバットはショックボルトについて反応は出来ますが、速度の関係で避けることは難しいです。主人公の推測は外してますが、魔法使いの最適解になる。ということにしています。

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