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第29話 冒険者登録

 俺は冒険者ギルドへの道をフレイアと共に歩いていた。


「…………」

「…………」


 気まずい……

 ずっとお互い無言だ。



 そうこうしている内に冒険者ギルドについた。


「ねぇフレイアさん。冒険者ギルドってここだよね?」

「……そうね」


 おぉ喋った。久しぶりに声を聞いた様な感じがする。


「じゃあ行こうか」

「……えぇ」



 中は結構広かった。

 革の鎧や、金属の鎧、私服同然の者もいる。

 それぞれが様々な武器を持っている。剣や槍、杖、弓、等。


 俺は受付だと思われる人の列に並ぶ。俺の横にはフレイアが並ぶ。


「すごいね。フレイアさん。色んな見た目の人が色んな武器を持ってるよ」

「……そうね」


 それっきり俺達の会話は途切れた。

 あれ?さっきはちゃんとそれっぽくできてたのにな。


 次は俺達の番だ。


 その前に俺は前の人が書いている文字と受付の人の言葉を照らし合わせて、この世界の文字を学習していた。

 これはシュウが持っていたスキル【高速学習】によるものだ。何でもありだな。これが暇人だったシュウの極みか。まぁ、これ以降このスキルの出番は無いだろう。


「次の方どうぞ」


 俺達の番だ。


「本日はどの様な御用件でしょうか?」

「冒険者登録をしにきました。あ、こっちの赤髪の娘も一緒です」

「はい、ではこちらの用紙に従って記入してください。文字は書けますか?」

「はい。書けます」

「…………」


 フレイアは無言で頷いていた。


 書き終わった用紙を受付の人に渡す。


「アキさんとフレイアさんですね」


 名前の記入欄には下の名前しか書くところがなかった。


「あの、何で名字を書く場所が無かったんですか?」

「詳しくは言えないですけど、取り敢えずギルドカードの都合だと思っておいて下さい」


 秘密らしい。


「では、こちらがギルドカードになります」

「おぉ……ありがとうございます」

「ではお二人はFランクからのスタートです。冒険者ギルドのルール等についてはこちらの説明書に記載されておりますので後でご確認下さい」

「あ、はい。ありがとうございました」


 俺達は受付を離れて二人で話し会う。

 因みに受付嬢は美人だった。


「どうする? フレイアさん。早速クエスト受ける?」

「……今日は疲れたから、また明日にしましょう」

「あぁ……それもそうか」


 そうだよな。流石にしんどいか。今日は拐われたり、大泣きしたりで色々あったもんな。


「じゃあ明日の予定はある?」

「……ないわ」

「じゃあ明日の8時にギルドの前に集合でいい?」

「……えぇ」


 俺達は解散した。フレイアは自分の屋敷に、俺は今日泊まる宿屋を探しにいく。


 俺は路地裏に入り、オリヴィアから貰ったお金を確認する。

 金色のが5枚、銀色のが10枚、大きい銀色のが8枚、銅のが30枚ぐらい。

 多分金貨とか銀貨とか銅貨とか言う奴だろう。

 これだけあれば多分大丈夫だと思う。だって金貨だもん。




「いらっしゃい!」


 熊のように大きいおばちゃんが見た目通りの快活な声で言う。


「これだけでどのくらい泊まれますか? できれば朝食と夕食も欲しいんですけど……」


 そう言い、俺は大きい銀貨……大銀貨を8枚全て出す。


「大銀貨8枚で朝食と夕食つきなら丁度一週間だね」

「因みに一週間って7日ですよね?」

「……? ……そうだよ?」

「そうですか。じゃあ一週間朝食と夕食つきでお願いします」

「あいよ! アンタの部屋は二階の一番奥だよ!」


 そう言われて鍵を渡された。

 俺はお礼を言い、二階の俺に充てられた部屋へ向かう。


 俺は自分の部屋のベッドに飛び込む。


 そう言えば風呂入りたいな。

 この宿屋には風呂は無いらしい。

 日没まで時間があるし、観光ついでに探しに行こうか。

一応


鉄貨   1円

青銅貨  5円

小銅貨  10円

銅貨   50円

大銅貨  100円

小銀貨  500円

銀貨   1,000円

大銀貨  5,000円

小金貨  10,000円

金貨   100,000円

大金貨  1,000,000円

白金貨  10,000,000円

王金貨  100,000,000円

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 高速学習は雑すぎる。 ではこちらの用紙に従って記入してください。・・・従っていらない。従ってを使いたいなら用紙の様式にを入れる。 冒険者ギルドのルール等についてはこちらの説明書に記載・…
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