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第165話 スキル確認

 今は俺、クロカ、シロカ、クラエルの四人で俺の部屋に居る。 流石に四人も居れば部屋が狭く感じるな。


「アキ。 なんなのだ? こいつは」

「新しい所有物だ」

「所有物じゃと? ……待て。お主、童達の事も所有物などじゃと思っておらんだろうな?」

「ん? 思ってるけど?」


 ペット兼所有物だ。


「なんじゃとぉ……!? …………いや、お主はそう言う奴じゃったな。 ……もう良いわ」

「ふはははは! 相変わらずアキは面白いのだ!」


 騒ぐシロカと高らかに笑うクロカ。 これだけでこの部屋は賑やかだ。

 隣の部屋の人からしたら堪ったものじゃないだろうな。 すまんな。誰か知らないけど。


『ねぇねぇアキーこの人達だれー?』

「こいつらはお前と同じ所有物だ。 仲良くしろよ」

『分かった!』


 純粋な子供をいいように操っているようで心が痛むが、所有物になると言う約束で生かしておいてやってるんだから間違ってはない。



 あぁ……そうだ。 クラエルのステータス確認してなかったな。



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

名前:クラエル

種族:???

Lv93

MP :24,631

物攻 :24,628

物防 :24,629

魔攻 :24,632

魔防 :24,630

敏捷 :24,718


固有能力

【道化】【変身】


能力

無し


魔法

火魔法Lv6

水魔法Lv6

土魔法Lv6

風魔法Lv6

氷魔法Lv6

雷魔法Lv6

光魔法Lv6

闇魔法Lv6

無魔法Lv6

聖魔法Lv6

時空間魔法Lv6


称号

ダンジョンマスター 名前持ち

__________________________




 種族不明、固有能力持ち、能力無し、魔法レベルオール6……滅茶苦茶だな




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

【道化】

所持する能力を全て統合したもの

____________

【道化】の鑑定結果だ。 これしか表示されない。

 つまりクラエルがなんのスキルを持っているか一切分からないと言う事だ。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

【変身】

見たもの、想像したものに姿を変えられる。

想像する場合は詳細に想像しないと効果が無い。

____________

【変身】は変形と似たような感じだな。 使い勝手が良いところも悪いところもあるな。



 なるほどな。 滅茶苦茶だ。

 恐らくクラエル以外、クラエルのスキルを詳細に把握する事はないだろう。




 そこまで考えたところで扉がノックされメイドさんが、夕飯の準備が出来ました、言っていた。

 なので分かりましたと返事をして立ち上がり、夕飯を食べに向かう。


 これは本来であればクロカか、シロカの仕事なので二人共顔を青褪めてトボトボ付いてきた。




 夕飯を食べ終わった後、クロカとシロカはどこかに連れていかれた。



 部屋には俺とクラエルだけだ。

 丁度いいしスキルを見せて貰おう。


「なぁクラエル。 お前のスキルを全部見せてくれ」

『いいよ!』

「じゃあ外行こうか」



 王都外の草原まで転移して、スキルを見せて貰う。


「あまり地形を破壊しないように頼む」

『うーん……気をつける』


 まずは【変身】だ。


 クラエルは発光すると、俺と全く同じ姿に姿を変えた。


「おぉ……凄いな。 服装以外全部精密に再現されている」


 服の下はどうなってるのか分からないが、それでもこの再現度は目を見張るものがある。



【道化】は何でも有りだった。

 俺の持っているスキルでは【探知】だったり【認識阻害】だったり……俺程ではないがあらゆるスキルが内包されていた。


【化け者】と同列の統合系のスキルらしい。

 これは早い内に俺の手元に置けてよかったかも知れない。

 他の冒険者を倒して経験値を得て強くなられていたら厄介極まりなかっただろうからな。



 スキル確認を終えた俺とクラエルは屋敷に転移して何事もなかったかのように自室で過ごした。


 執事さんから、外出するときは報告してください、と言われていたのに無断で外出してたからな。

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