ジャンル
作者は私に願った。
この物語はホラーのジャンルで始めたから、ホラーのジャンルで終わらせたいと。
私が作者に今、出来る事は物語がホラージャンルから逸脱しない事です。ゲームの要素を少なく、そして、アストラルトリップの要素を増やさなくてはいけません。
その前に、作者が何を考えてこの世界を構築したのか、そこを理解しないといけないのかもしれません。
私はミネルバさんに話かけました。
「あなたはこの世界にいつからいるのでしょうか?」
私はコーヒーを差し出しながら聞きました。ミネルバさんは軽く礼をして、コーヒーにミルクを入れた。
「いつ?とは、どのような概念でしょう?」
ミネルバさんは優雅にカップを持ち上げる。そうでした。ここはアストラル界。時間の概念が地球とは違うのでした。
「失礼しました。では、このゲームについて説明をお願いできますか?」
私の質問にミネルバさんは少し考えて話始めた。
この世界、ゲームのジャンルは戦術・アクションゲームのようです。
我々がいるのは、機械人という昔からこの土地に住んでいた人の国のようです。そして、戦う相手がフランソワという王様という事でした。
「なんとも、不思議な世界ですね?中世の騎士ものと機械戦争とは。」
私の質問にミネルバは少し困ったように首を傾げて話を続けた。
「そうですね。どうも、いくつかのゲームが複合されて現代に至るみたいですわ。
初めは火星移住のSFもの。そして、移住して安定したところでシリーズ終了で、その後、そのデーターを継いで作られたのがこのゲームのようですわ。
ですから、ここは火星をベースにした架空の世界なのです。そして、私は機械王国の姫。」
ミネルバは穏やかにそう言った。
「あなたは、メイザースさんと昔からの知り合いのようですが?」
私の質問にミネルバは嬉しそうに答える。
「はい。私は水の妖精です。そして、旦那様と契約したのですわ。ここにいるのは、面白そうな器がたくさんあったからです。ここはアストラル界。この世とあの世の境目ですもの。この様なところで人型を大量に作り出せば、さまざまなモノが入り込んでしまうのは必然。
そして、私は、このゲームを戦い、そして、一つの国を作り上げたのですわ。」
ミネルバの言葉に、なんとなくの事情を理解した。そして、作者が考え続けた火星のゲームをこうして形にした事を何やら感動に近い気持ちで感じていた。




