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ラノベ作家と予言の書  作者: ふりまじん
かくれんぼ

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 私はコーヒー淹れていた。

 メイザースの作り出した部屋には近代的な色々が詰まっていた。

 モダンでシンプルな家具、クラッシックの名盤のレコード。これは作者とメイザース、どちらの趣味でしょうか?最近では若者の中にレコードを聴く人も増えてきているとか聞きましたが、作者の心のプログラマーはシックな一面もあるようです。


 メイザースはコードレスのヘットフォンで音楽を聴き、もの凄い集中力て何やら打ち込み始めた。

ミネルバはそんなメイザースを見つめながらため息をついている。

 ペーパーフィルターにコーヒーの粉を入れる。

 モカの甘い香りが作者との懐かしい思い出を蘇らせます。

 私は切なげにメイザースを見つめるミネルバに、現在の私を重ねて見えました。

 私も、作者を想いあんな顔をしているのでしょうか?


 コーヒーにお湯をかけます。ゆっくりと、時間をかけて蒸らしながら、これからの事を考えました。

 メイザースは言いました。

 「ここは私が整備した世界だよ。確かに、ローマの建国以前からここは存在しているがね、ここのインフラを整備したのは私だからね。確かに対価を取る事なく他者の利用を認めてはいるが、権利を全て解放したわけではないからね。私が介入したいと思えば、この世界の全てに私は干渉できるのだよ。」


 はぁ。まあ、確かに、近代魔術の始祖ですから、その辺りは仕方ありません。

2000年前のアストラル界にはタロットカードの生命の樹は存在していませんでした。

それを使って、一般人が誰でも挑戦出来る世界に整備をしたのはゴールデンドーン、メイザースだった。


 メイザースは続けました。

「どちらにしても、このエリアを早くクリヤーした方がいい。ここの時間は相対的にに進む。

 我々にはほんの1日のことでも、レディには2年の歳月が流れている、なんて事もあり得るのだからね。

時間のスピードを合わせて置くには早く合流した方がいい。我々と違って、彼女はまだ、こちらの住人ではないのだから。」

メイザースの言葉が心に刺さります。

早く、作者に会わなければ。私がこうしてコーヒーを淹れているそのひと時で、彼女の生涯が終わってしまう事可能性すらあるのですから。あの方に再び会う…その為なら、私もできる限りの事をする覚悟です。


考えなくてはいけない。この世界について。

アストラル界は、この世とあの世の境にある。それはどの人種、世界中のどこにでも存在するものだが、その荒野を西洋風に整備をし、インフラを整えたのはメイザースである。


私が現在コーヒーを淹れている空間はそのメイザースが作り出した国。

彼の概念で動く世界。

それをゲームの世界に置き換えます。作者と調べたオープンワールドの、メガバースの世界に。


「オープンワールドは、行手にさえぎりのない世界よね?昔のカセットゲームみたいに前後以外は動けないわけでも無いし、360度回転するだけじゃなくてどこにもいける世界。

でも、それはみんなが書いてるから目立つ事は出来ないわ。

やるなら、まだ、なんだかよく分からないメガバースを新しく構築した方がいい。

子供の夢を乗せて。私の夢を載せてね。

オープンワールドは夢の世界よ。なんでも叶えることは出来るけれど、それには時間か、お金が必要になるでしょ?でも、私が欲しいのはリアルな世界のもの。名古屋でモーニングをご馳走になりたいの。

だから、お金を稼ぎたいの。そして、一般人がお金を稼いたり、働いたり出来る世界。それはゲームの虚構の世界とは違うわ。生活が出来る人間が出てくればその空間に価値が出来てくるわ。ビジネス出来る土地が出来るのよ。私、それを作ろうと思うの。今から30年後。子供が夢を見られるそんな設定を。」

作者は私に言いました。だから、ここはメガバースに近い概念で作られているはずです。

それならば、この世界の土地を制する者、国王はメイザース。作者は領主という関係でしょうか。

国王であるメイザースは、好きに法則を変える権利があるのかもしれません。


作者は何を考えてこのような世界を作り上げたのか、そして、ミネルバは何故ここにいて、ジャンヌという名の姫になっていたのか、これを知る必要がある気がしてきました。

メイザースがプログラムレベルのゲームクリヤーの方法を考えるなら、私はゲームの設定からクリヤーを考えましょう。

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