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ラノベ作家と予言の書  作者: ふりまじん
アストラル トリップ
31/56

牛娘

「何者ですか?あなたは?」

私はケルビムを従える怪しげな男を見つめた。

男はネットで良く見かけるメイザースに似ていたが、しかし、人なざる異様な雰囲気をまとっていた。


男は私に軽く笑いかけ、それから、思い付いたように作者の方に向かうと彼女の前に(ひざまず)く。


「申し遅れました。我が名はグランストラエ伯爵。覚えておいででしょうか?」

伯爵と名乗った男は、少し物怖じをするように作者を見つめた。

作者は溜め息をついた。

「うん…うん(T-T)」

作者は小さく頷いた。

作者の罪悪感につけ込むように、伯爵は立ち上がり作者の両手を握りしめた。

「いいえ…その様子では、すっかり、忘れてしまわれたのでしょうね。

中途半端に完結して逃げた話の事など…。」

「いっ、やぁぁぁー」

作者の悲鳴に私が駆けつけようとするのを牛娘が通せんぼします。


「マスターが話をしているのですから、邪魔しないでください。」

牛娘は、やけにセクシーな声で私を挑発する。

「私には、作者(あるじ)が絶対です。」

私は牛娘を睨んだ。

「時影!無礼はやめてっ(>_<。)

それはハトホル神をはじめとする古代神の化身…」

作者の絶叫に、私はあえてファイテングポーズで応えた。


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