さよならはあなたから
さよらなはあなたから言った
あなたの顔なんてみれなかった
それからあなたは何処かにいってしまった
振り向かって追うことなんてできなかった
本当はあなたを捕まえて納得するまで本音を聞きたかった。
ポロッ・・・・
瞼から一滴、頬に濡れ流れていくのが分かる
ポロッ・・・ポロッ・・・ポロポロポロポロ・・・・
止まらない
もう終わったんだ
止まらない 止まらない
もう会えない
止まらない 止まらない 止まらない
もう横に並んで話せない
止まらない 止まらない 止まらない 止まらない
好きだよがもう言えない
自分の心臓と世界が一瞬止まる感覚になる
その瞬間彼との日々を思いだす
初めて手を繋いでどこか照れ恥ずかしそうな彼
一緒に出掛けて楽しそうな笑顔を向ける彼
誰もいない放課後の教室で唇を重ねて好きだよと言った彼
そんなあなたとの日々はここで終わる・・・ いやだ・・・
でも彼はもう私の前から いやだ・・・ いなくなる・・・
ワガママで 不器用で 料理は下手くそで すぐやきもち焼くし
それでもあなたは笑顔でそれを含めて好きになったと言ってくれた
だからこれで最後にするね
好きだったよ 「 」
そう言って手を合わせ来た道へと戻る
僕もだよ 「 」
追い風が心地よく吹いた
振り返ると私の好きな花が落ちていた
覚えてくれたのかな 誕生日
少しだけ遠い向こうを見つめ再び歩き出した
最近料理本買いました^^