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乙女ゲームは終わったの‼︎  作者: Märchen
10歳〜商売開始〜
7/23

未知とのニアミス

思いついたら早速行動するしか無い‼︎


翌朝余分に収穫したラストスを昼まで乾燥させてアニさんに石臼を借りて挽いてみるが


「むむぅ・・・」


「おもいよぉ・・・」


「何してるちびっこ共」


「旦那さぁん・・・」


持ち前の非力さで石臼に敗北していた私達に旦那さんが声を掛けてくる、事情を説明すると代わりに挽いてくれると言う‼︎貴方が神か


「おし、挽けたぞ これで良かったか?」


「ありがとうございます旦那さん‼︎」


「おう、またなんかあったら言ってくれ」


この夫婦は本当に良い人だと思う

仲も良くて私の理想だ。


粉になったラストスを母に持っていき、夜ご飯のパンにラストスの粉を練り込んで貰うように頼み、薬草の効能が出るか試す為に軽く怪我をしよう。

森に入れば擦り傷位出来るかもしれない


「どうしよっか?」


「森に行って木の実とってこない?」


「もしかして、また何か考えてるの?」


「え?あー、うん‼︎木の実もパンに入れたら美味しいかなーって・・・」


「薬草の味を誤魔化すのにも使えそうだね‼︎それだけでもきっと美味しいよ‼︎」


「そうだね〜あはは」


(言えない・・・怪我するための言い訳だなんて・・・言えないよ‼︎)


幾らこの世界に魔法があって、RPGみたいに使えばすぐ傷が癒えるとはいえ 心配させるのは心苦しい。


それにしてもなんで乙女ゲームごときにこんな設定があるのか・・・資料集って発売からそんなに経たないで発売されたはず、こんなに設定が錬れるならもっと大作が出来ても良さげだよなぁ・・・


そんな事を考えて歩いている私の司 視界の隅に、此処に似合わないナニカがうつった気がした。


「?」


「どうしたのエルねぇ」


「いや・・・何でもないよ?多分」


気にしたら負けだ、少し嫌な予感もする。

関われば二度と、この日常に戻れないような・・・

そんな何かが、いや 何者かが

こちらをじっと見つめている事に


今の私は、私達は気付かなかった。

誰かとのニアミス

ストーカーに近い何かですが暫くは出てきません。

そろそろ国とか街とかの世界観を大まかに説明したい・・・

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