魔法
翌日
「まず 属性を見ることから始めようか」
約束通り メルクは魔法を教えてくれるらしい
「まずはフェルちゃん 僕の手を握って・・・そう 目を閉じて 深呼吸するんだ」
フェルは言われた通り メルクの手を握り 深く深呼吸する 顔が少し赤いのは気のせいじゃないよね・・・
「うん フェルちゃんは水の適性が一番強いね 次に光 凄いじゃないか」
「えへへぇ〜♪」
褒められて嬉しそうに笑うフェル 貴族は殆ど適性があるから当たり前といえば当たり前かもしれない まぁ極める人はそれなりにいるらしいし・・・
「次はエルだね」
「はぁい」
手を握り深呼吸深呼吸っと
「・・・」
一瞬 メルクの顔が険しくなる
「どうかしたんですか?」
「ううん 何でもないよ 適性は十分ある」
うーん 心当たりといえば属性かなぁ 王族には全属性の強い適性が出る可能性が高いらしいし・・・ 一応平民の私がってのは確かにおかしいかも
「ベクター お手本見せてあげて」
「まったく」
面倒くさそうな顔をしながらも ベクターは
「フローズン」
クラス1のフローズンを唱え ベクターの手から氷が溢れ出る
「はわわっ 氷が⁉︎」
「これは水属性よりワンランク上の氷魔法だよ クラス1だけど水属性のクラス3程度の練度が必要なんだ」
「ほむほむ 属性とクラスについて詳しく‼︎」
「勿論 まず属性ね 文字は読めるよね?」
メルクが空中に指を走らせ 文字を描くと光が文字を空中に残す
「基本の基本 五大属性から説明するね」
「五大属性は『火』『水』『風』『土』『木』から成る基本の属性なんだ 国によって適性の強さが変わるのも特徴 ここ インフェルノは火属性を持つ人が多いね」
「そうなんだぁ・・・‼︎」
目を輝かせて聞き入るフェル
そういえば父(笑)も水が強い設定だった あれは前皇妃がラクア人な事に起因してたのか・・・
「次に 二大属性の光と闇 これは複雑なんだけど・・・ どちらに適性があるかでワンランク上に進む道が変わって来るんだ」
「つまりフェルは光系水属性と」
「そう 偉いね ちゃんと分かってる」
メルクに頭を撫でられる むむむ 不本意だが受け取っておこう
「チビ共がインフェルノ人なら火の適性もそれなりにあるって訳だがな」
「ほへー」
「おいチビ姉 俺の時だけ興味なそうな顔するな」
「チビじゃないからね〜」
「ぐぬぬ・・・っ」
「はいはい どうどう じゃあまずは体内の魔力を感じてみよう」
光と闇は文系と理系に似てます
五大属性は数学 理科 国語 社会 英語 みたいな
氷やらなんやらは数Aとかみたいなものです
案外設定がややこしくなりそうなので設定資料集ごと投稿しようか迷い中です
実は続編が先に構想として出ている為設定が膨らみすぎた結果なんです
作中設定がややこしい‼︎作者文才無さすぎ‼︎と思ったそこのあなた‼︎コメントでお知らせ下さい
作者はテスト期間中です