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乙女ゲームは終わったの‼︎  作者: Märchen
10歳〜商売開始〜
15/23

愚痴と冒険者

「えっと パンにナノハナとカウを挟んで・・・ケチャップ入れて・・・」


ナノハナはキャベツ ケチャップはマヨネーズの事だ 紛らわしい‼︎


私は今オベントウ作りに励んでいる


この世界にはオベントウという概念は勇者一行が生み出したらしいが 全くもって普及していない


そもそも知っている人が非常に限られるからだろうけど 未だに兵糧位かなぁ?


「出来た。」


小さな木箱に入ったそれは中々見栄えが良いものだと思う


「エルねぇ、一体幾つ作るの?」


「箱があるだけ作るよ」


この木箱は旦那さんの手作りで 次回以降箱を持って来れば代金から箱代を差し引く事になっている


暫くして オベントウを30程度作った私達はアニさんと一緒に冒険者相手に売り始める


「冒険のお供にオベントウは如何かい?」


「何だオベントウって」


「こーんなのさ」


「はぁ こらまた豪華な」


実はオベントウと明言されてないけれどパンを仕事や冒険に持っていく事はあるみたいで

抵抗無く売れていく


「また買うときに箱があれば箱代は差し引くからね‼︎」


「お嬢ちゃん達、二つ程くれないかい?」


金髪の好青年が話しかけてくる その後ろには茶髪の青年が不機嫌そうにしている


「おいメルク 俺は要らないからな」


「まぁそう言わずに」


メルクと呼ばれた青年は値段を聞いてくる


「銀貨1枚と銅貨40枚だよ」


「ありがとうございました‼︎」


メルクと青年は去っていく。


「カッコいい人たちだったね‼︎」


「嬢ちゃん達知らないのかい?メルクとベクターのコンビと言えばかなり人気の高い冒険者だぜ?」


冒険者達が話しかけてくる


「メルクはあぁ見えて元傭兵でな ベクターは元騎士なんだと まだ若いのにな」


「皇太子妃にも目をかけられて自分専用の騎士団を作るから入らないかって言われたらしいな まぁあの売女は顔の良い腕の立つ奴なら誰にでも声をかけてるがな‼︎」


「つまり俺達に出世コースは無いっつー事だ‼︎」


そう言って笑い始めるおじさん冒険者達


「あれ?皇太子妃って?皇太子様ってまだ婚約すらしてないって・・・」


不思議そうな顔をするフェル。


「あの女を民衆は皇妃とは認めてねぇ、だが今この国は不敬罪に異常な位厳しいからな せめてもの抵抗って訳さ」


「皇太子もあの女のせいで未だ婚約者すら居ないらしい 釣り合う女が居ないんだとよ」


それは私も聞いた 他国には難色を 自国には公爵令嬢が少ないらしい


「あの改革で一部貴族が牢から戻ってきたしなぁ 大公様も息子の監視付きだとよ・・・‼︎」


改革?なんの事だろう 大公と言えば私のお爺さんだが・・・動けないのか?なんでだろう


「税金も上がって大変よ‼︎」


アニさんも参加して小声での不敬大会が始まる

厳しいんじゃなかったのか


「あぁエルにフェル お金しまってきて」


「嬢ちゃん‼︎ビア3つ‼︎」


「アンタ達朝からビアはやめときなさい コーシー4つ 持ってきてちょうだい‼︎」


ビアって・・・まぁビールだけど コーシーはコーヒーだ


「はいはーい」



不定期を盾にして2週間近くサボってしまった・・・


FNAFが面白すぎるのが悪い おのれスットコ

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