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100→1サバイバル!~異世界の中で生き残れ!~  作者: 七無空間創設者:魔符侍
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#2.それぞれの出会い

風のエリアで初の脱落者…


慌てたアルジはエリア脱出を目論んだが運悪く脱落させた張本人と鉢合わせしてしまう…


果たしてアルジはどうなってしまうのか!?

34「まさか一気に2人もれるとはなあ…」


主「!!!」


アルジは逃げようとしたが、体が動かない…

足がすくんでしまったのだ…


34「さてと…早速やってやるか…」


主「!!」


アルジは死を感じたのか、目を強くつぶってその一瞬を待った。


主『くそう…まさかこんな早くに…!』


しかしいつまでたっても攻撃が来ない…

恐る恐るアルジは目を開けた。


しかしそこにあったのは34番の後姿だった…


主「お、おい!」


34「あぁ?」


主「何で殺さないんだ?」


34番はフッと笑ってそのまま去っていった…


34『あんな奴を殺ったって、俺様の名誉が上がるわけじゃねえ…もっと強い奴とやってこそ俺様の力を証明できるってもんだぜ!』


主「なんなんだよ…アイツ…」


主には理解ができなかった。

しかし同時に死ななくてよかったという安堵感を感じた…


場面は変わってここは氷のエリア…


フレ「ヒィィィィ!寒い!何なんだよここ!寒すぎるぞ!」


フレッドはガタガタと震えながら氷のエリアに突っ立っている…


フレ「金のためにここに来たってのに…俺武器一つもないんだよな…;これじゃ簡単にやられちまうな…さっさと石を探すか…;おっ?」


フレッドは氷山のふもとに水色の石が落ちているのを見つけた。


フレ「確かあれが武器に変えてくれる石だな!?早速頂いて武器屋に行こう!」


フレッドが駆け出して石に近づいたその時だった…


ズギュン!!!


フレ「な、なんだ!?」


???「おや、外してしまいましたか…」


フレ「誰だ!!?」


フレッドが辺りを見回すと、物陰から彼の見覚えのある男が現れた。

彼の片手には銃が握ってある。


???「お久しぶりです。フレッドさん…」


フレ「お前…アーニックだな?」


アー「いかにも…私めはアーニック・ゼロファイルでございます…」


アーニックと名乗る男は深くお辞儀をした。


フレ「なんでお前が…」


アー「もちろん私の狙撃の練習台として訓練するため…ただそれだけでございます…」


フレッドはアーニックをにらんでいる。


フレ「権利とか得ないのか?」


アー「あさはかですね…権利などただの『おまけ』でしかない…この戦いこそ最高の『宝』ですよ…」


フレッドはカチンと来た。

自分の求めるものを『おまけ』と言われたことに腹が立ったのだ…


もう、氷のエリアの寒さは微塵にも感じていなかった…


フレ「アーニック…俺はお前みたいな『戦犯』じゃねえんだ…お前の言うおまけこそ俺の『目的』だ!それを馬鹿にするお前を俺は今からぶちのめす!」


アー「…いいでしょう…私が正しいということを教えてあげましょうか…」


2人の戦いが始まった…


またここでも場面は変わる…


ここはいかずちのエリア…


60B「このエリアすごいゴロゴロ言ってる…;あれ?」


60Bは黄色に輝く石が足元にあるのを見つけた。


60B「これを武器屋に持っていけば…おお!」


60Bのすぐ近くに武器屋…

なんだか幸運に見舞われているようだ…


60B「いや~ツイてるね~♪」


60Bは意気揚々と石を拾って武器屋に向かった。


???「!!」


物陰で何者かが60Bに気づいて隠れたようだ。


60B「武器屋さーん武器くださーい!」


しかし武器屋の中はしーんとしている…

誰もいないようだ…


60B「あれれ?誰もいないのかな?」


武器屋にあるのはただ一つ、『黄色の石を置け』と書かれたメモと石をはめ込む穴、そして何かを表示するためのモニターが置いてあるだけだった…


60B「これにこの石をはめればいいのかな…それっ!」


60Bは躊躇なく石をはめ込んだ。

するとモニターの電源が点灯し、ルーレットのようなものが現れた。


ルーレットには星が1つの面から5つの面まで映されたものが並んでいる。


60B「おお!回った!多分星の数はレア度だな!星5つ来い!!!」


ルーレットの針の速度が次第に遅くなった。

そして止まった面は…


60B「星4つか…まあいいや!よかったよかった!」


モニターの隣でゴゴゴと物音がした。


音がしたところにはかなり大きめの斧が立っていた。


60B「おお!すごいねこれ!」


斧の下の説明書きには

・この武器は『バトルアックス~ゲキ~』。最高硬度の刃と究極の破壊力を兼ね持った大斧。

と書かれていた。


60B「究極の破壊力…やったね!」


60Bが早速持ち歩こうとした時だった…


60B「あれ…?動かない…この斧…めっちゃ重い!!!」


実はこの説明書の下に小さく書かれていた…

『この武器の弱点は非常に重いこと…持ち運ぶのは難しい…よって難易度は☆☆☆☆とする…』


実は星の数は難易度を表していた。

星の数が少ないほど取り扱いが簡単になっていくというものなのだ…


60B「持ち運べないよー!オーノー!!!」


雷のエリアなのに、氷のエリアみたいな寒気が武器屋を包んだ…


???「キミ、随分と寒いことを言うんだね…」


60B「誰だ!?」


60Bが振り返ったところには、銀髪でだいたい15歳くらいの少年らしき男が立っていた。


???「やあ…ボクはイー…キミと同じ戦いを求めた者さ…」


60B「ふーん…お前も武器を貰いに?」


一「まあね…キミは何のために戦うんだい?」


60B「生き残る挑戦さ!俺は挑戦することで生きるのさ!」


一はフフフと笑った。


一「キミ、面白いね。気に入ったよ」


60B「一は何のために?」


一は静かに目を閉じた。


一「わからないね…戦いの意味もわからない…だからボクはその『意味』を知るために戦っている…」


60B「結構難しいこと言うんだね…;」


一はまた静かに笑った。


60B「で、ここで俺たちは戦うのかい?」


一「いや、その気はない…キミもそうなんだよね?」


60B「…ああ」


一「じゃあ、気をつけて…」


60Bはそのまま去って行った。


一は武器屋に武器を貰いに行った。


するとまた轟音がなったようだ…


『水のエリアにて23番脱落(54番)』


60B「また1人やられたか…」


60Bは静かにモニターを見た…


そこではただ雷が鳴り響いているだけだった…

光のエリアにて…


saya「采はどこにいるんだろう…あれ?これって石だよね?…武器屋に行ってみよう…」


火のエリアにて…


一旦停止「どこかにターゲットはいないかなァ…そろそろここで一発いっときたいねェ…」


砂のエリアにて…


白黒「ここは砂ばっかりで動きにくいわぁ;」

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