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100→1サバイバル!~異世界の中で生き残れ!~  作者: 七無空間創設者:魔符侍
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#1.戦いの始まり

??2「ボス…ついに100人揃いましたね…」


??1「ああ…」


??3「しかし何故この戦いを?」


??1「フッ…そんなことは自分で考えろ…」


??3「…」

「ここは…どこだ?」


何が何だかわからない…

アルジは綺麗な緑の草原に横たわっていた…


主「皆はどこだ!?」


アルジはあたりを見渡すが人っ子一人見当たらない…

ただ風が吹いているだけだ…


主「ん?なんだこの数字と空のモニターは…?」


アルジは自分に付けられた『64』という数字と空に大きく映っているモニターに気がついた。


突然、空のモニターにメッセージが映し出された。


~モニター~


100名の諸君…七無空間へようこそ…私が管理人のXだ…

今回はこの100→1サバイバルへの出場に感謝する…

諸君には1人になるまで戦い抜いてもらう…

敗者はこの世界からは消えて実世界に送還されるが、死ぬことはない…

1人に勝ち残った者には『多大な権利』が与えられる…

権利を得たいのなら戦い抜くのだ!


なお、詳しい情報は今後のガイドとして掲載されるので待て…


~モニター終了~


主「へえ…しかし『X』だなんてベタな名前つけるんだねえw」


アルジは笑っていたが、同時に震えていた。

誰かがいつ襲ってくるかわからない…

そんな警戒心が、アルジの身に震えをもたらしていた…


その時、轟音と共にモニターからの情報が流れた。


いかずちのエリアにて0番脱落。(0番)』


主「は!?」


恐らくアルジ以外もそう思ったはずだ…


モニターからの情報は続く…


~モニター~


今の脱落情報についての説明をする…

今表示されたものは文字通り脱落情報、すなわちこの世界から消滅してしまった者が映される情報だ…

今、諸君に付けられている数字は七無空間での君たちの呼び名だ。

消滅したものは『○番脱落』という風に表示される…

隣の()内に書かれた数字はとどめを刺した、すなわち戦闘に勝利した者が映される…

また最初に表示されているエリアは名前であり、どこで脱落したかを表示するものだ…


エリアは火、雷、風、氷、水、砂、光、闇の8つに分かれている…

諸君がどのエリアにいるのかは自分で把握するのだ…


また、武器を持っていない者にも朗報だ。

各エリアに武器屋を設置している。

武器を得たい者はそのエリアの色をした石を1つ武器屋に奉納しなければならない。

奉納すれば武器を獲得できる。

ただし、武器屋から得られる武器はランダムに決定されるため選択はできない。

また、武器屋で得られる武器は1つまでだ。


以上で説明を終わる…


生き残れ!


~モニター終了~


主「てことは、ここは色的に風のエリアなのか?」


アルジは自分の周りを見て確認した。


草原の緑が今から始まる戦いを忘れさせるようだった…


主「俺も武器ゲットしに行かないとな;木製バットなんて簡単に折れちまう;」


アルジは緑色の石を探すことにした…


するとまた轟音が鳴り響き、情報が流れ出した。


主「この音心臓に悪いぜ;…!!?」


アルジの表情は一気にこわばった。


そこに映されている情報は、プレイヤーの警戒心を引き上げるものとなったのだ…


『風のエリアにて87番脱落(34番)』


主「風のエリアって…ここじゃねえか!!!」


アルジは急に恐怖心が増した。


『急いでここから出なければ…』


その一心からかアルジは石を探すのをやめていた。


ただ風のエリアからの脱出を考えていた。


主「ヤバいよ;;;このままじゃ確実に俺は死んでしまう!」


アルジはやみくもに走っている。


主「とにかく風のエリアから逃げなきゃ!まだ死にたくない!!!…うわっ!」


アルジは何かにぶつかった。


それは大柄な男で、身体には『34』という番号をつけている…


34「ホウ…立て続けにもう1人現れたか…」


主「!!」

??2「貴方の思う優勝候補に見当はついていますか?」


X「こればかりは私にもわからん…勝負には波乱がつきものだからな…」


??3「私的にはこの19番が気になりますが…」


X「見せてみろ…」


??3「ハイ…」


X「フッ…なるほどな…」


※果たしてアルジの運命は!?次回につづく!

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