#15.飲後の運動(?)と巻き込まれた遭難者
~闇のエリア~
ラリカ「食事販売所に着いたー!さてと…ラーメンラーメン~♪」
~火のエリア~
ミナ「ここは暑い!売店か何かで扇風機売ってないかなぁ…」
※売ってません
ここは風のエリア…
sayaと采が食事販売所へ向かっていた。
采「お腹すいたなあ~;そういえばタピオカ売ってた?」
saya「確かメニューがここにあったけど…えーっと…うん!売ってる!緑の石2つだって!」
采「緑の石2つならあるよ!行こっ!」
saya「うん!」
2人は販売所に向かった。
到着した時に見慣れた姿があった。
ヴァル「あ?また会ったな…」
采「伯爵さん!」
ヴァルグランは物憂げな目つきで2人を眺めた。
彼はタピオカジュースを持っている。
采「あ…それ…」
saya「吸血鬼なのに血とかトマトジュースは飲まないんですか!?」
ヴァルグランは首を横に振っている。
采「もしかしてもうタピオカって売り切れました…?」
ヴァル「めんどい…売り切れとか存在しねえからここ…」
采はホッとした表情で売り場の前に立った。
采「タピオカタピオカ…あれ?」
saya「どうしたの?」
采「ない…石がない!!!」
saya「どういうこと!?」
采は泣きそうな表情をしている。
どうやら44番に操られた際に石を落してしまったようだ…
ヴァル「ドジだねえ…」
ヴァルグランは鼻で笑って、タピオカジュースを飲もうとした。
采「…」
采は潤んだ瞳で物欲しげにヴァルグランを見ている。
飲もうとしたヴァルグランの手が止まっている。
ヴァル「オイ…そんな目で見るな…」
しかし采の視線はそれない。
ヴァルグランは困った様子だ。
ヴァル「…飲む?」
采「え?いいんですか?」
ヴァル「めんどいヤツだなあ…」
采は喜んでヴァルグランからタピオカジュースを貰って飲んだ。
sayaもヴァルグランからオレンジジュース(橙×1)をおごってもらった。
采・saya「ありがとうございます!伯爵さん!」
ヴァル「フン…」
ヴァルグランは仕方なくブラックコーヒー(赤×1)を飲んでいる。
采「でもどうして血とかトマトジュースとかは飲まないんですか?」
saya「そうだよね、吸血鬼といったらそんなイメージがあるのに…」
ヴァル「俺はトマトは食わねえ…ヘタ取るのめんどいし…」
采「いやいやいや!トマトジュースは液体でしょ!」
ヴァルグランは深くため息をついた。
ヴァル「イメージはイメージだろ…本来がそうとは限らねえ…まあ血は吸うが…」
采とsayaは身構えた。
ヴァル「お前らの血は吸わん…不味そうだ」
采「ひどーい!」
ヴァル「そりゃどうも」
ヴァルグランは物憂げに大きな欠伸をした。
その時、入り口に人の影が現れた。
かなり身体の大きな男だ。
大男は采たちの存在に気づいたのか、3人に歩み寄ってきている。
采「何!?」
saya「敵!?」
大男は3人の前に立つとニヤリと笑った。
大男「ほう…3人もいるぜ…いや~ラッキーだったなテメエら…この俺に殺されるなんてな!」
大男はガハハハと豪快に笑っている。
ヴァルグランは気にもせず欠伸をした。
大男「テメエ…俺に殺されるんだぞ?何呑気に欠伸してんだ?あぁん!?」
ガンをつける大男にヴァルグランは横になってコーヒーの空き缶を床に置いた。
ヴァル「お前…めんどい」
大男「殺す!」
大男はヴァルグランに飛びかかった。
采「危ない!」
ヴァルグランは素早く大男の後ろに回り込むと大男の腰をレイピアで突き刺した。
大男「いてえ!!!」
采とsayaは慌てて岩の後ろへ隠れた。
ヴァルグランは大男から出ている血を見て少し目の色が変わった。
ヴァル「美味そうな血じゃねえか…一応聞いてやる…お前、何のために戦うんだ?」
大男「す…全ての金を俺の物にしてやろうと思ったんだ…だから警察をぶっ潰す…そういう意思で…」
ヴァル「はいここまで…長い話はめんどい…やっぱりな…お前の血は美味いみたいだ…いただくぜ…」
大男「!?」
ヴァルグランは大男が一言も発しないうちに背中に自分の牙を突き刺し、血を吸い始めた。
采とsayaは岩陰でうずくまっている。
大男「ぐあああっ!!」
大男の顔はみるみる色を失くし、数秒もたたないうちに消えていった。
ヴァル「ごちそうさん…」
ヴァルグランはポケットから白いナプキンを取り出し、丹念に口を拭いた。
采「…終わったのかな?」
saya「うん…静かになったね…;」
2人が恐る恐る岩陰から出てきた。
ヴァル「ふぁ~あ…眠ぃ…」
ヴァルグランは大きな欠伸をすると、岩の上に横になった。
采「えっ!?寝ちゃうんですか!?」
saya「もしかしてさっきの人の血でお腹壊したんじゃ…」
采「大変!救急車呼ばなくちゃ!」
ヴァルグランは慌てるあまりに岩から落ちた。
ヴァル「痛ぇ…違うから…寝さしてくれや…あとここ救急車ないから;」
采「えへへ~♪悪乗りしちゃった♪」
ヴァル「ったく…本当にめんどい…」
ヴァルグランは仕方なく床に寝そべった。
そしてゆっくりと目をつぶって、眠った…
『風のエリアにて53番脱落(24番)』
場所は変わってここは水のエリア…
19番の攻撃によってほとんどが水没していた…
さらには満潮の時刻が近づいていたのだ。
そんなエリアの岩の上につま先立ちしている男が1人いた…
ユー「くっそお!なんてこった!まさか溺死で自滅なんて!俺の死に方じゃないよ…;」
ユーフだ。彼は泳げないため、岩の上で危機を避ける方法を考えていた。
ユー「こんな時は…だめだ!何も思いつかない!」
その時だった。
ドドドドドドドド…
聞きなれたあの地響きが水しぶきとともにユーフに近づいてくる…
ユー「何だあれ!?…フレッド!?」
ユーフはフレッドの姿を捕えたが、あんなにひどいオーラを放っているフレッドはユーフでも見たことが無かった。
27「お前!しつこすぎるっての!!!もうやめろってえ!!!」
鬼フレ「アーアーナニモキコエナーイ!キコエテクルノハカゼノオトダケダー」
鬼神フレッドは棒読みで且つ破壊を楽しんでいるような笑顔で27番を追いかけている。
さらには斧をぶんぶん振り回していて、周りの岩がそれとともに砕けている。
ユー「俺…完全に巻き込まれるパターンだよねこれ…」
ユーフはすべてを悟った。
だが最後まであがこうと自分の持っていたトラバサミを構えた。
だが、27番の男がユーフを吹っ飛ばした。
ユー「うわあああっ!」
ユーフは宙に浮かんだ。
その間に2人は違うエリアへと走り去って行った。
ユーフは空中に飛ばされている時に60Bの姿を捕えたが、ユーフは声をかける暇もなくどこかへ落ちていった。
ユー「お助けー!!!」
ユーフは火のエリアの岩にぶつかった。
だが落ちる直前に自分のリュックサックから木綿のクッションを取り出し、肩にくっつけたため、ダメージは軽かったようだ。
ユー「いててて…ん?」
ユーフは戦々恐々とした気配がした。
そのまま岩陰から覗き込むとキラとlibraが戦っていた。
ユー「うわ…7番と77番が戦ってるわ…スリーセブンじゃねえか…まさかこんなに不吉なスリーセブンがあるとは…ん?あれは…」
ユーフが視線を右にずらした時、別の男が銃を構えてキラたちのもとへ向かっていた。一旦停止だ。
ユー「卑怯なヤツだなあ…こらしめてやるか…」
一旦「何やってンだよアイツは…ン?なンだ!?」
一旦停止がlibraたちの元へ乗り込もうとした時、突然背後から肩をつかまれた。
一旦「誰だよテメエはァ!」
一旦停止が振り向くと19番の男(?)が冷めた目つきで彼を睨んでいた。
19?「貴方は卑怯ですね…」
一旦「これも作戦だろ?関係ねえだろ!」
19?「では、私が終わらせてあげましょうか…」
一旦「ってかお前、よく見たら19番じゃねえか…面白え!ここでお前を倒せば俺最強じゃねえかァ!やってやるぜ!」
19?「やれやれ…貴方には心底失望しましたよ…いいでしょう…終わりを教えてあげましょう…」
一方キラとlibraは今もなお戦いを繰り広げていた。
libra「くっ!」
キラ「どうした?その程度か?」
libra『接近戦は苦手なんだよ…どうにかして距離を置ければ…!ってか一旦はなにしてんだ…』
キラ「悪いが…俺は容赦はしねぇ…」
キラは自分の大剣を振り下ろした。
libra「ぐああああっ!!」
libraは声をあげて倒れた。
キラ「俺みてぇな奴が…世の中にはいると思う……俺はそんな奴らが笑顔になる世界にしたい…だから俺は…勝ち残るんだ……だから…ごめんな…」
libra「くそぉ…畜生…何でアイツは来なかったんだよ…」
libraは光となった。
キラは何も言わずにその場を後にした。
キラ『風のエリアはどこなんだろうな…』
『火のエリアにて7番脱落(77番)』
~光となった中で…~
libra『くそう…俺が…77の筈だったのに…』
一条寺『せめてマグロは釣りたかった…』
ハルト『みんなどうしてるかなあ…』
~雷のエリア~
アイス「あっ!あれって石じゃないですか?」
サカーン「だなあ…だが何故一直線に石が落ちてるんだ…まさか…罠か!?」
~闇のエリア~
ラリカ「ショック!黒い石が1個足りなかった!探してこなくちゃ;」
~相変わらずの空中~
60B「おーい…誰かー…俺を降ろしてくれませんかー?…なんか俺…本当に鳥になった気がする…」
※しつこいようですが、人間は鳥になれません。
60B「もういいよ!ってか相変わらずの空中って何だよ!…ってなわけで誰か助けてーっ!!!」




