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100→1サバイバル!~異世界の中で生き残れ!~  作者: 七無空間創設者:魔符侍
11/34

#10.仇

~七無空間運営~


X「今、19番はどこにいる?」


アレン「現在水のエリアへと向かっているようです」


X「なるほど…では21番と27番は?」


アレン「それが…あまりにも動きが速すぎて詳しいエリアを断定できない状態です;」


X「ううむ…しかし何故にそのような動きができるのだろうか…;」

~雷のエリア~


60B「言っておくけど、俺は本気だぞ!」


100「どうだか…」


100番の女は60Bを見下しているようだった。

60Bはなおもにらみ続けている。


その近くにジョーイが通りかかった…


ジョ「あれは確か60Bだよね?女とにらみ合いしてるみたいだ…面白そうだから見てようっと♪」


ジョーイはすぐさま近くの岩場に隠れた。


また、その反対方向にも人影があった…


34「あぁ?ありゃあマシロじゃねえか…アイツも出てたのかよ…かったりぃなぁ~オイ…」


あの34番の男だ。34番もまた岩場に隠れて様子をうかがった。その面持ちはいつもよりも真剣な表情だ。


100番の女の名はマシロというらしい…


白「どう?アタシが女でもアンタは手を出すっていうの?」


白はなおも見下している。


60B「普段なら俺は女には手を出さないさ…だけど、相手がたとえ女でも…大切な友を殺したヤツなら、俺は本気で戦う!」


60Bは持っていた斧を白めがけて振り下ろした。白は素早くかわすと60Bの背後に回った。


60B「しまった!」


白『所詮、下等は下等なのね…』


白はあまりのあっさりさに呆れながらも60Bの『死のツボ』を押した。


60B「…!」


60Bは言葉が出なかった。

しかし、白も何か違和感を感じていた…


白『おかしい…確かに彼の身体はあったはず…なのに、ツボを押した感覚がない…どうして!!?』


60B「…あれ?俺、生きてる!」


60Bは無邪気に騒いでいるようだ。


白はまだ納得がいかない。


白「もう一発!!」


白は60Bに飛びかかるとまた一発ツボを押した。


60B「ワオス!!!」


60Bはどことなくわざとらしい声で痛がる声をあげた。


白『まただわ…どうしてなの!?まさか、彼は亡霊とでもいうの!?そんなはずはない!!!なのにどうして効かないの!?』


60B「やっぱり生きてるー!」


60Bは自分の斧をギター代わりにして白を挑発している。


白「くっ!本気で殺す!」


白は三度目の正直と言わんばかりにツボを押しに飛びかかった。


60B「しつこいなぁ;このっ!」


60Bは持っている斧を彼女の前に素早く突き立てた。


白「ぅあっ!!」


白は勢い余って立てた斧にぶつかった。さらに悪いことにここは雷のエリア…白は不幸にも金属の部分に指が触れたままだ。


白「うぅ…」


白が立ち上がろうとしたとき、一発の雷が斧に直撃した。白も斧とともに感電している。


白「ああああああっ!!!」


60Bもさすがにビビッている。


60B「手放しててよかった…」


白は苦しそうに60Bを見て、自分の疑問を問いかけた。


白「アンタ…どうしてツボがないの?アンタは…亡霊か何かなの?」


60Bは『亡霊』というフレーズに驚いた。


60B「亡霊!!?どこ!?どこ!!?」


白は呆れてため息をついた。


白「亡霊じゃないのね…;」


60B「俺は人間だ!」


白「じゃあどうして私はツボが押せなかったの?」


60Bは自分の身体を見回した。そして何かにピンときたかのようなしぐさを見せた。


60B「なーるほど!やっぱ学生時代の経験ってやつだな!ハッハッハッハ!」


白は呆れている。


白「一人で盛り上がってないでさっさと教えなさいよ;もう…;」


60B「あ、悪い悪い;俺は学生時代体操部に入っていたから、その時の身体の柔らかさがまだ生きてたってことだな!」


白は「そう」と答えると、ゆっくりと目を閉じた。


白「今回こそはギランザに復讐を果たせると思ったんだけど…残念ね…」


白はそうつぶやくと、そのまま光となって消えていった…


60B「え?何?」


60Bが振り返っても、白はいなかった。


60B「ギランザって…誰だ?」


しばらく60Bは呆然としたまま倒れてある斧の前で立っていた。


60B『とにかく、仇は討ったよな…一…』


60Bが空を見上げた時だった。


ドドドドド…と地響きが鳴っている。


60B「な、なんだ!?」


60Bが後ろを見ると、男が2人、自分のほうへ向かってきている。


そう。『あの2人』だ。


27「うわああああ!!!お前しつこすぎるぞ!!!もう氷の石は返したでしょ!?だからもう追ってこないでくれよおおおお!!!!」


鬼フレ「サーナンノコトカナー?」


鬼神フレッドは棒読みで27番に言葉を返した。


60B「ヒィィィ!!!」


60Bは岩の上によじ登って2人を回避した。

2人はそのまま走り去っていった…


60B「なんなんだよアイツら…あっ!!」


60Bは地面を見た。そこにあるはずの斧がなかった。


60B「あれ!!?俺の斧がない!!なんで!?どうして!?」


探し回っていたとき、また地響きだ。


27「お願いだからもう追うのはやめてくれよー!!!」


鬼フレ「俺、泥棒は殺す主義なんだ♪」


鬼神フレッドは黒い笑顔でまだ27番を追い続けている。

その笑顔とともに60Bの武器だった斧をブンブン振り回している…;


60B「あぁ!!俺の斧!!!」


60Bはフレッドたちを追おうとしたが、あまりの速さについていけなかった…


60B「くそーっ!完全に丸腰じゃねえか!!!」


60Bは地面に大の字になって寝ころんだ。


ふと、フレッドについても考えたが…


60B「ってかアイツ、なんであんなに重い斧を軽く振り回せるんだろう…;今の俺じゃ完全に殺されてたな…;」


ジョ『ふぅん…丸腰かぁ~…じゃ、あの女と共にバイバイしてもらおうかな♪』


ジョーイが60Bに近づこうとしたときだった…


ザスッ!


ジョ「えっ…!?」


ジョーイの身体をナイフが貫いていた…

ジョーイが最後の力を振り絞って振り返るとそこにいたのは…


ジョ「ユー…フ……?」


まさしくユーフだった…

しかし、彼の眼に光はなかった…

ただ無言でジョーイを刺していただけだった…


ジョ「なん…で…だ……?」


ジョーイはそのまま力尽きた…

~七無空間運営~


『雷のエリアにて100番脱落(56番)』

『風のエリアにて67番脱落(47番)』


X「100番がいとも簡単にやられるとはな…」


アレン「56番も新しい参加者ですね」


エド「ただ、武器を21番に奪われたようです」


X「フッ…奪い合いもまた、楽しみというものさ…」


『雷のエリアにて41番脱落(75番)』


X「またか…」


エド『しかしまあ、やけに雷のエリアは死人が発生しているな…19番は来てもいないというのに…;』

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