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200文字小説集

ジューンブライド(200文字小説)

作者: 日下部良介

梅雨に入って雨の日が続く…。


「結婚式は6月がいいな」

彼女が言う。

ジューンブライド。



あの日も雨が降っていた。


コンビニの軒先で雨宿りしていた彼女。

彼女は既にずぶ濡れだった。

僕は買ったばかりの傘を彼女に差し出し、走って帰った。

次の日、コンビニに行ったら彼女が待っていた。

「ありがとう」

借りた傘を返すために待っていたらしい。

「お腹すいてない?」

「はい。 とても」



「結婚式は6月にしよう」

そっと彼女にキスをする。


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― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは♪ このお話、もしかして実話ですか? とっても素敵ですね(*^-^*)
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