恋バナ
「美咲、ちょっと、話したいことあるんだけど……」
私は頭がグチャグチャになり、美咲に相談することにした。
「え、なになに?な~んでも話して!」
その無邪気な笑顔に、緊張が少しほぐれる。
「新開くんに、好きって言われたの。でも、私、気持ち悪いやつなのに、いいのかなって……怖くて」
美咲はびっくりした顔をするけど、すぐにニコッと笑う。
「えー! 新開くん、告白したの! めっちゃいいじゃん! 海音ちゃん、最初から美咲言ってるでしょ。めっちゃ可愛いし、優しい。 恋だっていっぱいしていいんだよ」
その言葉に、胸が締め付けられる。
「でも、私、前に変なことしてたじゃん……新開くん、知ってるのに。こんな毒のある私、愛される資格ないよ」
美咲は真剣な顔で、私の手を握る。
「わかるよ、愛されるの、怖いよね。でも、新開くん、海音ちゃんのこと、ちゃんと見てくれてる。塾で海音ちゃんのこと話すとき、めっちゃ優しい目してるもん!」
その言葉に、びっくりする。
「優しい目? 新開くんが?」
美咲はニヤッと笑う。
「美咲、恋愛マスターじゃないけど、絶対、夕凪さんのこと、ほんとに好きだと思う。新開のことちょっと信じてみてよ」
「斎藤さん、ありがと。もうちょっと、考えてみる」
「うん! 夕凪さん、絶対幸せになってね! 美咲、応援してるよ!」
その言葉に、胸が温まる。
クラゲの触手が、光に近づく。まだ、怖い。




