表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
震度8  作者: そらのき
7/10

7話「代理人」

第7話「代理人」

屋上に一番乗りで到着し、4階の倉庫から布団を運び出し、それぞれ図書室、音楽室、理科室に分けた。きちんと図書室は女子、音楽室、理科室は男子という配当を決めた。私が。ある程度の準備が整い、人も集まってきて落ち着けるようになったので図書室に向かい、状況を整理した。私にはいくつかの疑問点がある。まず、坂本くんが地震が起こる前になぜか小学校の校門にいたということ。私は一瞬変なことが頭をよぎった。坂本くんもループしている?いやそんなことはないだろう。別に後悔することもないだろうし。2つ目の疑問点、なぜか鍵穴が変わっているという事。いつ変えた?私が今日登校する時は変わっていなかったはず。3つ目の疑問、血の匂いがした事。誰かが家でケガをした?そう思いたかったけど、明らかにそんな具合ではない匂いだった。だけど誰かが死んだとかは考えたくなかった。4つ目は、前はいた愛美ちゃんがいないこと。これは別に関係ないはず。

この3つを無理やり繋げるとしたら坂本くんがループして家に侵入して、鍵穴を変えてから誰かを殺して窓から逃げた?いや意味が分からないしそんなことする必要も無い。もう分からない。

ある程度考えが収まった後、私はあることに気づいた。私はもう。過去に戻れないということ。それはなぜか。あの本を学校に置いてきたから。だからこの1回で考えを整理するしかない。

そう思うともっと頭を悩ませた。

そういえば今一番やらなくてはならないのは両親を殺すことだ。花菜と亮太を殺した両親を。

そうして小学校の中を歩き両親を探す。全然見当たらない。

すると後ろから方を叩かれた。坂本くんかな?と思い後ろを向くとそこには誰もいない。いや、いた。身長が低いだけだった。

そこには花菜と亮太がいた。

「うちでママとパパが死んじゃった」

と亮太が言った。亮太の目は真っ黒だった。心が死んでいる。きっと亮太も両親が死ぬのを願っていたのだろう。

では誰が両親を殺したんだろうか。

私の代わりに殺してくれた代理人がいる。

「お礼しないと…。」




私は再び図書室に戻って状況の整理を始めた。






おっと。丁度津波が到達したようです。







次回 第8話「つじつま」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ