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TSエルフさんの酒飲み配信~たくさん飲むからってドワーフじゃないからな!?~  作者:


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ネタとネタが重なってきた

 周りは極寒だが、俺の心はホクホクです。それもそのはず、思いがけず雪を取っ払った先に食用可能な野草、ユキノシタを見つけたからだ。しかもこのユキノシタ、正確にはオオユキノシタというダンジョンに生息する固有の種となっている。


 その名の通り通常のユキノシタの倍以上の葉を広げたそれは食用のみならず薬にも用いることが出来る。確か、寒さに耐性をつけるポーションの材料の一つだった気がする。そして何よりも美味い――らしい。オオユキノシタは食べたことはないが、ユキノシタなら食べたことがある。天ぷらが美味いんだよな。


「ジョージ、ハヤク採らなきゃ雪が沸いてキテるよ!?」

「え?――うわ、マジだキモ!」


 オーロラの言葉にそういえば昨日の調査結果で雪が沸くとかそんな頓珍漢な情報を得たことを思い出した。「ンな訳w」と思いながらも試しにオオユキノシタの葉っぱを捲ってみると、地面から雪が生成され、徐々にその量を増していっていた。うん、ぶっちゃけキモイ。


 このままだとまたオオユキノシタが雪の下に隠れてしまうので、株ごと抜かないように注意しながら茎を折って摘み取る。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ!


 そうして雪がオオユキノシタを隠せそうな高さまでせり上がったころには見える範囲のオオユキノシタを採り終えることができた。まぁ葉は何枚かは残しておいたが――目印を立てない限りはここのダンジョンの積雪量からしてそうそう見つからず成長することはできるだろう。


「よし、じゃあ次行くかね」

「ハーイ!じゃ、シツレイします」


 痛くない腰を何となくポンポンと握りこぶしで叩きながら立ち上がる。いや、男の時も別に腰を痛めていたなんてことはないんだけど気分的に。で、オーロラはオーロラで次に向かおうと声を掛けたら自分の周りを覆っていた魔法を解除して俺の服に突っ込んできた。いいんですけども。



 ネイムル牧場ダンジョン、意外と植物も豊富でした。少し歩いて雪を取り除けば結構な頻度で野草や薬草が見つかるのだ。雪の下ならモンスターにそうそう踏み荒らされないから育ちやすいとかあるのだろうか?


 ただやはり雪を取り除くのが手間がかかりよろしくない。戸中山ダンジョンであれば見つけて採取で終わるのだが、ネイムル牧場ダンジョンだと場所を事前に知らなければ当てずっぽうに雪を掘り起こさなければいけない。当たればいいけど外れたらな……無駄に体力を消費するだけになってしまうから完全に採取特化の冒険者でもきついかもしれない。


 俺?俺は雪吹っ飛ばすのはウォーハンマーの空打でいいし――実はヤドリギ先生に1回雪の下に埋まっている食べられる野草/薬草を探知してもらったんだよね……ダウジングマシンの如くしっかり見つかったし。


 まぁそんな訳で大漁な感じだ。北海道という距離の問題さえなければ、通い詰めたいほどにはいいダンジョンかもしれない――と思っていた時期が俺にもありました。


「なんだこいつ……?」

「ペンギン?」

「俺が知っているペンギンと随分様子が違う様なんですが……?」

「ギュワーッ!!」


 更なる野草を求めて雪道をただひたすらに進んでいるとモンスターと遭遇した。まぁダンジョンなのだからモンスターと遭遇するのは当然だ。それこそ道中にはスノーウルフやユキワタムシというモンスターとも戦ったからね。


 で、目の前にいるモンスター。まぁ、シルエット的にはペンギンですよ。ずんぐりとした直立体型の鳥。それだけならいいんですよ、ペンギン可愛いしね。実は好き。でも目の前のこいつ、デカいのよ。昨日のワイルドオークジェネラルよりもデカい。ペンギン……デカいとそんな可愛くねぇなぁ……


 一旦可愛い可愛くないは置いとくとして……なんかこいつ、傷だらけなんだよな。切創と言うべきだろうか、頭や翼、足元と至る所に傷が刻まれている。何故胴体が挙げられていないかというと――なんかこいつ、赤々としたオーラを纏った暗黒騎士っぽさがあるゴッツいトゲトゲした鎧を着込んでいるのだ。


「状況的に逃げられたグラキエル・ペンギオスの皇帝級ってやつか?兵もいないのに皇帝級とはかわいそうに」

「ツヨソウだねー」


 "グラキエル・ペンギオスは皇帝級を確認→弱らせたが逃亡"と調査結果にはそうあった。そしてもう1つ気になる情報も思い出した。"ゴーストウェポンの近縁種と思しき巨大な手甲のモンスターを確認"……だったな。


 その皇帝級がゴーストウェポンの近縁種とやらを装備していたのであれば、調査結果の時点でそう報告があってもおかしくはないだろう。それがなかったということは、逃亡してからあの鎧を装備したということになるか。


 どうにも怒り心頭といった面持ちに、明らかにワイルドオークジェネラルよりも強そうな風格を感じる。それに加えてゴーストウェポンか……ま、やってみるかな。ペンギン肉にも興味がないといえば嘘になるし。


「ギュワワッ!!」


 先手必勝と言わんばかりに鳴き声を上げたグラキエル・ペンギオスが動き出した。その攻撃方法とは――腹で滑りながら突進!?いや待て、トゲトゲした鎧着ているんだよな?雪だよな!?どうやって滑ってるんだ!?

ネイムル牧場ダンジョン編に入ってなんとなくお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、しばらく配信回ないかもですね……私もつらい。

どうにか入れ……番外編とか……?

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― 新着の感想 ―
野草の次は肉が来た、いただきます!的にホクホク…? 大きなペンギン肉だろうがさっぽろテレビ塔だろうが、ジョージのハイエルフ食欲とハイエルフ舌とハイエルフ胃袋ですから…
物理法則が乱れる(゜ω゜)
ヤドリギ先生はやっぱり便利アイテムw ペンギン肉といえば記録上初めてペンギンに出会った日本人は味噌でにたけど不味かったって感想残してますね
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