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きゅう

本日2話目の投稿です。

前話を見ていない方はそちらからお読みください。

 


「いえ、測定はしておりません。私は幼き頃から体が弱かったため、魔力はないと思っておりました。」


 これは本当。私が前世の記憶を取り戻すまで、この体には魔力がないと思っていたからね。

 私の返事に王様は言う。


 「ふむ、編入生として学校に通えるよう手配しよう。君は学校に通うべきだ。あぁ、だがその前に1度測定しておくべきか。ついてきてくれ。」


 王様判断はやっ。いや、私としては嬉しいのだけれど、そんな簡単に決めていいの?まぁ国のトップがいいと言ってるからいっか。

 そして王様につれてこられたのは、中央に1つの水晶玉が置かれている部屋。あ、ここ知ってる。魔力測定部屋だ。あの水晶玉に触れると、触れた人の魔力量によって水晶玉の色が変わる。ざっくり言うと、赤>橙>黄>緑>青>黒 の順だ。


 「ハンナ、あの水晶玉に触ってくれ。」


 王様にそう言われたので返事をして中央へと向かう。そういえば、王様ここにいていいの?まぁいっか。それより私は何色に変わるのかな?ヒロインだし、赤とか?ワクワクしながら水晶玉に触れる。刹那、ピシピシと、静まりかえっていた部屋にいる誰もの耳に音が届き、パリンと、小さな音を立てて水晶玉は割れた。

 時が止まったのかと錯覚する程の沈黙を破ったのは王様だった。


 「なるほど、ハンナの魔力はこの水晶玉程度では測れない、か。これはこれはすごい娘が現れたものだ」



 

 あの後私たちは家に帰された。まぁお父様は後日仕事でまた行くのだけれどね。そして私は3日後に学校に入学する。入学でいいのかな?編入?まだ、とにかく学校に行く。乙女ゲームより早いね!ゲームのストーリーを無視してるけど大丈夫かな…。まぁいっか!




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