にじゅうはち
そして、あっという間に時間はすぎ…。
約束をした13時頃、紹介の前に豪華な馬車が。降りてきたのはあからさまなお貴族サマ。
「殿下。お忍びという意味をご存知ですか?」
降りてきたその人を認識した瞬間、思わず低い声が出た。
「あぁ、だからいつもより落ち着いた格好をしているだろう」
……。ダメだこれ。本気でそう思ってる。
「平民はそのような服を着ません。先に着替えて変装をします。よろしいですね?」
「ハイ」
それから殿下に着替えてもらい、王族にしか現れない白銀色の髪は茶色のカツラをかぶってもらい、隠す。瑠璃色の瞳は、珍しくはあるけどいないわけではないからそのままで。
溢れ出るお貴族サマオーラは消えてはないけど先程よりはマシでしょう。馬車はこのまま置いていき、いざ、歩いて出発!
「殿下。ユーリ様とデートする際も一旦我が商会によってください。うちで変装していきましょう。馬車も置いていっていいので協力させてください」
「あぁ、そうだな。私だけではお忍びに向いている姿になれなさそうだ」
了承してくれて本当に良かったです。あのままでは、王族だと丸わかりでしたからね。いや、髪色くらい隠しましょうよ。等と思いつつ、他愛もない話をしながら例の手作りの店へと向かう道中、オススメのお店があればそこも紹介しておく。
可愛らしい小物が売っているお店。美味しいクッキーが置いてある洋菓子店。変わった雑貨を売っている面白いお店。様々なお店を伝えていく。そして、目的の場所へとたどり着く。
すみません
リアルが忙しくて次の更新は未定です。
早いうちには投稿したいと思っています。
絶対に完結までは持っていきますのでご迷惑をお掛けしますが、気長にお待ちくださいm(_ _)m




