じゅうろく
遅くなってすみません(。_。*)
リアルが忙しくなってきました。
更新ペースは落ちますが、きちんと完結まではするつもりです。
どれくらいかかるか分かりませんが、それでも良ければ気長にお待ちください(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
2日の休みを挟み、再び学校へと行く。この休みに市場へと行き、百合でも使えそうな筆記用具を買ってきた。ちなみにこの世界の文房具は前世とほとんど同じだ。まぁゲームの世界ですし?
あとは、みたらし団子も作ってみた。幸いにも、団子とタレの材料はあったからね。私の前世の実家は和菓子屋だったの。家はお兄ちゃんが継ぐからって私は上京して働いていたんだけどね。昔から家の手伝いで和菓子は作っていたから結構簡単だった。元々この世界には団子があったので、私がするのはタレを作ることだけ。
朝、いつもより少し早く起きて作り、串の刺さったそれをお弁当箱に入れて持っていく。日本食が恋しいと言っていたのできっと喜んでくれるはずだ。後は、渡せるかどうかなのだけれど…
学校に着くと都合よく百合がいた。でも王子サマが一緒にいるから渡すのは辞めた方がいいかな?と思っていたらちょうど王子サマが離れたので急いで百合の元へ行く。
「百合、これ誕プレ」
そう言って、百合にお弁当箱と筆記用具を渡す。もちろん、筆記用具はラッピングしてある。
「ありがとう」
と、笑顔で言われた。百合まじ天使。
もう少し話をしたかったのだけれど、王子サマが戻って来るのが見えたので、お弁当箱は後日返してね、とだけ伝え離れた。
そういえば、百合ってどこでお昼食べてるんだろう。私はお弁当を作ってもらって基本教室で食べてるけど、前食堂に行った時に百合の姿は見かけなかった。ここまで考えて私はそれ以上考えるのをやめた。どーせ王子サマと食べてるんでしょ。どこかは知らないけど、邪魔がしたい訳ではないし、気にするのはやめましょう。
次話は6月20日更新予定です




