じゅうに
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主人公が悪役令嬢の事をユーリと呼んでいましたが、ゆり に変更いたしました。
それにともない、自己紹介?の会話文も多少変えました。
ストーリーは変わっていません。
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名前が平仮名だと読みにくいなと思ったので漢字表記に変更致しました。
ストーリーは変わっていません。
ゆり→百合、あんな→杏奈
悪役令嬢サマはどうやら私と同じ転生者だったみたいです。所々、ゲームを知っているかのような発言があったから聞いてみたのだけれどね。
「ユリア様はどれ程このゲームに詳しいのですか?」
「百合でいいわ。他の人は私の事をユーリと呼ぶのだけれど、私としては百合の方が前世でも呼ばれていたぶん安心するの。あと、敬語も別にいいよ。それで、このゲームについては結構詳しい方だと思う。」
そっか、百合か。
「うんわかった、じゃあ百合って呼ばせてもらうね。あと、敬語もなしで話すね。あ、人前に出る時は敬語は使うし、ユーリって呼ばせてもらおうかな。それと、私のことは杏奈ってよんで。それでね、私このゲームちょっとうろ覚えの所が多いから、教えてくれると嬉しいな。」
百合が前世の名を出したので私もそうさせてもらった。お互いそれ程名前は変わってないみたい。それから、百合にゲームについて教えてもらった。いや、百合すごくない?なんでセリフや選択肢まで覚えているの?私はこのゲームの設定や攻略対象についてくらいしか覚えていなかったよ?しかも攻略対象の名前は覚えていなかったし。いや、名前は忘れていた、の方が正しいかな。最初に私と話した時に聞いていたもの。まぁその後に忘れていたから意味ないんだけどね!
そして、百合にゲームについて色々と教えてもらいながらこっちの目的も伝える。合法ニートになりたい。それだけで百合は理解してくれた。さすがだ。
「お兄様のBADエンドに入るためにヨハネス様のルートに入ったのね。じゃあ杏奈はヨハネス様を狙っている訳じゃないの?」
「ないないない!だってヨハネス様って王太子でしょ?そんな人と結婚したら王太子妃、ゆくゆくは王妃でとても大変そうじゃん!」
飾らない本音を伝えると、百合は苦笑していた。




