表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/30

じゅう

本日3話目の投稿です。前話と前前話を見ていない方はそちらからお読みください。

 


 そして、やって来ました編入する日!

 制服に着替えて学校へ向かう。制服は、前世で言うところのブレザーかな?白地のブラウスに、くるぶし丈の長い紺色のスカート。前世ではセーラー服しか着ていなかったからちょっと嬉しい。とかまぁ色々考えながら馬車に揺られていると、学校に到着したと御者に言われたので降りて校内へと入る。すると門の近くにいた女性、多分先生が声をかけてきた。


「ハンナ・フォスタさんですね?」


 返事をする。


「あなたのクラスは1年1組となりますが、先に学校長の所へと向かいます。着いてきてください」


 そう言って先生が歩き出したので後に続く。学校長との話は歓迎とか説明とかだったので割愛します。その後教室に連れていかれ自己紹介を済ましたのだけれど、それはそれはキレイに乙女ゲームの登場人物が揃ってました。まぁ当たり前だよね。この学校は魔力量でクラスを分けているのだから当然一緒になるよね。


 次期宰相サマと次期魔術師団長サマと、悪役令嬢サマ。今この場には王太子サマはいないけど、周りの話を聞く限り、どうやら学生の今から仕事の手伝いをしているらしい。だから仕事が忙しいと学校を休む日もあるとか。今日がちょうどその日みたい。でも、学校を休んだ日は必ず授業が終わる頃に仕事を抜け出して悪役令嬢サマをお迎えに来るみたいだよ。…仲がよろしいことで。


 そして、一日が終わった。授業を受けたり、周りの話を聞いていたら終わっていた。あれ、乙女ゲームどこいった?普通攻略対象から話しかけるんじゃないの?編入してきて右も左も分からない(ヒロイン)に攻略対象が話しかけ……今日王太子いないじゃん。このシーンで他の攻略対象が話しかけてくる事はなかったから、うん、日が悪かったね。と思っていたら、私に近づく影が1つ。あれ、別の攻略対象が来たのかな?と思いそちらを見ると、そこに居たのは悪役令嬢サマだった。


 「お話したい事があるのですけど、お時間ありますよね?」


 あ、はい。拒否権はないんですね。私は悪役令嬢サマの後をついて行った。どこに連れていかれるんだろうなぁ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ