小説の少年+帽子屋=?
主人公は毎回定まっていません。
『『処刑人は言う。「無い首は切ることができない、ましてやこの年になって始めるつもりも無い。」王様は言う。「首はある筈であり、ある首は切ることが出来る筈だ。」』
「あー、可笑しいねぇ。」
長い耳を縦に横に揺らし、彼が言う。その隣では、帽子屋を名乗った少年が溜息を付いている。
「あぁ、本当に。時間を怒らせてしまったのか…?」
私は、ティーカップを手に2人に言った。
「いつまで居座るつもりなの?もう紅茶も無いわ。出てって頂戴。」
2人が来てから、何時間たった事か。…しかし、帽子屋は、壊されたドアを指差し言う。
「そんな事を言ったって、開けるドアが無いから、出ていけないよ。」
「ドアは壊されてるのよ?あの壁に穴が空いている所から出れるわ。」
「何言ってるんだ?普通、ドアから帰るのが常識だろ?そのドアが無いんだから、帰れないにきまっているじゃないか。……、馬鹿なの?」
…と、先程まで笑っていた彼も会話に入ってきた。確かにドアから出入りするのは常識だがー…、
「何か可笑しいのよ。もうドアから出なくて良いから、窓からでも帰って!」
私は、窓を指差し怒鳴る。
…と、『コンコン』ドアが叩かれたようだ。開けるとー、』
「待ちなさい、おかしいでしょう。」
私はおもわず声をかけた。…驚いた様子で、彼等は振り向く。
「ドアが壊されたのに、どうやって叩いたの。」
彼等は、意味が分からないといった様に眉を潜めた。
「ドアは玄関にあるでしょう?だから、叩かれたんですよ?」
私は、少し混乱しながら言った。
「ドアは壊されていたんでしょう。」
「はあ、…でも、ドアは玄関にあるものでは無いですか?」
私は遂に溜息をつく。全く、これだから卵は嫌いなの。…やっぱり胡椒が1番かしら。
「ちょっと分からないわ。では、さようなら。」
図書室の重厚な扉を開く。本当にあの卵は何が言いたかったのかしら。小さく卵の声が聞こえる。
『可哀想な“召使い”さん!待って下さい!!』
スピンオフの様な感じで作りました。
***
コロナウイルスでの休校や休業、大変ですね。でも最近は終息してきた様で、少しほっとしています。
ただ心配なのは、体力です…。。ただでさえ体力が無いのに、ここ1ヶ月程歩いていません…!足が心配です((汗
それに、課題が恐ろしい程あります。習ってないんですけど!?と混乱中です。
皆さんはどの様にお過ごしですか?課題や仕事、溜まってませんか!?((私ですね、はい…。
あー、本当に早く落ち着いてほしいですね。せっかく高級苺狩りツアー当たったのに、見送りました……。。…、ではでは皆さんまた次回!!アデュー!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ