出征前日 その二
出征する前の大事な事です。
俺は、俺が元いた世界に関する知識を、この世界に悪影響を与えないように厳選して教会に伝えておいた、それと、まだまだ試作段階ではあるが太陽光発電パネル、バッテリー、モーター、などが開発中だ、これは俺が元いた世界でしていた仕事から得たノウハウを伝えた物だ。
王宮内に新しく出来た技術開発室の前にたどり着いた。
この技術開発室には、王宮のボーイだったジョンが陣頭指揮をとり王都の職人街から腕の良い職人を数名引き抜いて集めたメンバーで行っている。
ジョン
「あっ!、ジン様、いよいよ明日ですね!、ジン様が元いた世界の事、まだまだいっぱい聞きたかったのですが、しばらく聞けないとなるとつまらないものですね。」
俺
「視察が終われば一旦こちらに戻るので、またその時に話すよ。」
ジョン
「そうですね、お願いします、あっ、それと、アンペア様の報告ですとジン様の言うタングステン鉱石ですか!?、それがあると思われる場所がダラグ大火山帯周辺にあるらしく、場所が場所なだけに捜索が少し手間取っているらしいです。。」
俺
「火山帯周辺か、確かにそう言う所って危なかったりするもんな!?、まっ、とにかく怪我しない程度にやってもらいましょうよ。」
コンコン
扉をノックする音がした。
セシリア
「あ、あのぉ~、ジン・・・様、アントン様がお呼びでございます・・。」
セシリアだ!、少しうつむき加減でいる、昨夜の事でまだ恥ずかしいのだろう??。
俺
「じゃあ、ジョン戻ってきたらまた色々お話しをしますのでしばらく待っていてください。」
ジョン
「はい、お願いします、気をつけて行ってらっしゃいませジン様、セシリア、ジン様をお願いします。」
セシリア
「はい、ジョン。」
セシリアの後に付いて歩く俺
後ろから見ると、セシリアの歩き方が少しおかしい?、昨夜のアレが原因か?、まぁ~十三歳とは言え小学校中学年みたいな小さい体形だから・・・少し無理があったとは思う、と、事後反省する俺!。
王宮の大広間まで案内された俺、セシリアは案内を終わったところで別の用件があり立ち去った。
アントン
「ジン殿、パーティーメンバーの方々も準備が出来たようです。」
俺
「ありがとうございます、アントンさん。」
アントン
「では、皆さん、明日はいよいよ新たなるカラリナ王国王城在籍冒険隊の初出征となる日です、王城在籍冒険者の名に恥じぬようお願いします、では、隊制としては・・・・・」
前衛:ヒューズ、男、十九歳、「土」属性の教会魔法師、レベル五十三
前衛:ホッパー、男、二十六歳、大剣使いの王城警護兵、レベル四十八
中衛:ジン、男、二十四歳、全属性の魔法を使う魔導師、レベル九十七
後衛:リーク、男、三十一歳、「時」属性の教会魔法師、レベル七十五
後衛:ビアン、女、二十歳、「光」属性の魔法士&治癒士、レベル五十一
後衛:ティアナ、女、二十二歳、王宮メイド&料理人、レベル三十九
アントン
「・・・・・・・・・・と、なります、では、ジン殿からのお言葉を。」
俺
「皆さん、魔導師としてはまだまだ駆け出しの俺の誘いに応じてくれてありがとうございます、カラリナ王国の恒久平和の為にも俺は可能な限り努力をしますが、俺だけでは無理な部分の方が多いので是非とも皆さんのお力をお借りしたいと思っておりますのでよろしくお願いします。」
ホッパー
「固いぜ、大将っ、もっと気楽に行きな気楽に。」
ヒューズ
「ジン、こちらこそお願いします、俺も魔法師に上がったばかりなんで大した力にはなりませんけど、俺も努力しますのでどうかよろしくお願いします!。」
ビアン
「こちらこそお願いします、料理の方もお手伝いさせていただきますわ。」
ティアナ
「力の源は食い物からって言うからね、美味しいの作らせてもらうわよ、魔法は使えないけど、短剣使ってのバトルはボイド講師のお墨付きだから足手まといにはならないわよ!!。」
リーク
「こちらこそよろしくお願いします、しかし、ジン様は私のような年寄りを誘うとは物好きですなぁ~?!。」
こちらの世界で三十一歳は年寄りらしい?!。
俺
「リークさんの魔法研究書が魔法強化に結構役に立ちましたからね、旅の途中で本人から色々と聞きたい事が聞けるかと思ってぜひ同行して欲しかったんですよ。」
リーク
「めっそうもないです、あんなお伽話みたいな物で。」
こうして、お互いの自己紹介と会話が続いた。
明日は玉座の間にて国王様からの任命を受けてから旅に出る事となっている。
ジンのパーティーメンバーの登場でした。




