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異世界転移したら俺が二人になった件  作者: ア煌 (週1回、短編を新規公開しています。)
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予選七組目

いよいよジン&リーの登場です。

この組には俺とリーが参加するのだが・・・!。


トッツリー

「さて、予選七組目なんですが、ご覧のとおり、この組には四十八人の帝国歌憧隊(ていこくかしょうたい)、略して「TKT四十八(てぃ~けぇ~てぃ~よんじゅうはち)」が初参加しておりますっ!。」


作者:TKT四十八って書くのが面倒臭いので以降はTKTとだけ書いときます(笑)。


アゴスティーニ

「つまり、四十八人対二人って事になりますね?!。」


俺

「帝国って、女の人の人口が少ないって聞いていたんだが、アマゾネスだの、TKTだの、ぜんぜん女の人がいっぱいじゃないか?!。」


リー

「帝都だからですよ、他の地域ではやはり女性は少ないですよ。」


俺

「そうなんだ!?!。」


トッツリー

「TKTは歌や踊りで有名なアイドルグループですが、踊りに武術を取り入れている事もあり武術に精通しているメンバーも多数在籍しているので侮れませんよ。」



俺

「リー、これ、誰かの陰謀と思わないか?。」


リー

「確かに、不自然すぎますよね~?。」


もぅ、笑うしかないです、と、言うか、さっきからこちらの世界に俺が元いた世界と似た物が出てくるんだが何か繋がりでもあるのかな?。


トッツリー

「でもぉ~、四十八人対二人、・・・なんですがっ、二人組の方は先ほどから色~~~んなっ意味で、話題を振りまいているクリスチャン一行のメンバーなのでこちらも何やら期待できるかもしれませんよ?。」


俺

「いやっ、期待されても流石に四十八人の女の子を相手になんてキツイよぉ!?。」


アゴスティーニ

「クリスチャン一行の・・・ジン&リーですか!、ジンはライトアーマー装備の格闘家で、リーも格闘家、二人とも前衛タイプとは思い切った組み合わせとなりますね!?。」


陽炎のセス

「ジン??・・・こいつがあのジンか??。」

観覧席にいる陽炎のセスが一人つぶやいていた。


トッツリー

「それではぁ~、カウントダウンしますよぉ、十、九、八、七、ROCK、GO、四、三、二ぃ一ぃ、ファイトぉ~~。」


予選開始とともに、闘技場内に音楽が流れ始めた!!。


俺

「えっ?!、・・・なんで音楽が流れるの?。」


すると、TKTが闘技場の真ん中で音楽に合わせて動きだした!!。


俺

「いったい、どうすりゃ良いんだ?。」


イントロが終わり何人かが歌い始めた途端に無数の矢が俺とリーに向かって飛んできた!!。


トッツリー

「おっ、ヤバいかも、どうするのかなっ?。」


俺はとっさにリーを抱きかかえて飛んでくる矢を回避、俺の敏捷の百は伊達じゃないぜ。


陽炎のセス

「速いっ!。」


アゴスティーニ

「おぉっ!、相方を抱きかかえてあの動き、やはりクリスチャン一行の面々は頼もしいですねぇ。」


俺

「前衛で歌って踊って視線を引き付けておいて後衛が攻撃する戦略か、てこずるなぁ、これは??。」


俺

「リー、俺が囮になりつつ突っ込むから援護を頼む。」


リー

「解りました。」


トッツリー

「今度はぁ、ジンがTKTに対して突撃しましたよっ。」


俺がTKTに向かって突進して行くと、TKTは音楽に合わせて隊列を変化させ、前衛の女の子達が左右に分かれ中衛の女の子達が前に出る!、そして中衛の女の子達が何かを投げつけてきた!、飛んで来た物は忍者なんかが使う撒菱みたいな物だ!!。


俺

「あっぶねぇ~!、踏んだら痛いぞこれは!!、こりゃぁ~先にどうやって進むかだな?。」


足を止めた俺に向かって今度は火炎が飛んでくる、どうやら魔術みたいだ!。


トッツリー

「おやっ、今度は炎がジンに向かって飛んでいきますっ!、危ないぞジンっ。」


俺

「ラッ・・キーぃぃぃぃぃぃ~。」


俺には魔力を吸収放出する事ができるグローブがある!、そして、グローブには既に「水」魔術が入っているんだっ。


俺

「放水っ!。」

ちょっと格好悪い言い方だが今はこれしか言い方が思いつかないんだよな!。


TKTの火炎と俺の放水が衝突すると、大量の水蒸気が発生して視界が最悪の状態になった。


アゴスティーニ

「んん!?、また視界の悪くなる展開ですか?、今回の大会はこのような事態が流行なんですかねぇ?????。」


観客達が混乱しているその隙に俺は足元にある撒菱を拾って闘技場の端っこに投げておいた。


視界が最悪の状態でもTKTは歌い踊り続けているのでこんな状況でもメンバーの位置の特定が簡単なので攻撃をする事に。


リーも支援の為に近づいて来て攻撃を始める。


俺もダガ―ナイフを両手にして攻撃をする。


トッツリー

「どうやら、視界の悪い中で戦っているみたいですね?。」


アゴスティーニ

「TKTにとってこの視界の悪さは同士討ちになりかねないので無闇に動けない所を狙われたってところでしょうか?。」


トッツリー

「でも、ジン&リー側にしてみればこの作戦が有効なのでしょう。」


俺とリーの二人で数人倒したところで音楽が変わった!、今度はアップテンポな音楽だ!!?。


トッツリー

「この音楽は・・・もしかしてTKTの新曲「切り刻む愛」では!?、・・・・そうです、「切り刻む愛」ですね!!。」


アゴスティーニ

「切り刻むって事は刃物類を使った攻撃ですかね?。」


水蒸気がやや晴れてきた!!。


音楽に合わせてTKTの中衛が短剣を両手にして攻撃を仕掛けてくる!、その剣さばきは俺以上の実力を持っている?!。


トッツリー

「そうですね、恐らく刃物類を持っての攻撃と思われます。」


俺

「ちょとヤバイな!、リーは俺の後ろをお願い。」


リー

「解ったわ。」


俺はダガ―ナイフを腰に収納、代わりの武器として三節棍を取り出し関節部分を接合し一本の長棍として手にした。


長棍の俺がやや離れた敵を打ち、柳葉刀を両手に持つリーが近くの敵を打つ、そして前後を入れ替えて立ち回る、このコンビは最強だぜ。


アゴスティーニ

「おぉっと!、対するジン&リーはまるでワルツを舞うような可憐な動きでTKTを相手に戦っております。」


TKTの中衛を倒しきったあたりで水蒸気がすっかり晴れてしまい、音楽もまた変わった、今度はバラードだ!。


流れるように動いては止まる、流れるように動いては止まる、そのような動作を音楽に合わせて動くTKT、こちらもそれに合わせて動く事にして俺は長棍を三節棍に切り替えて攻撃をする。


トッツリー

「もはやTKTの動きにジン&リーは慣れてしまったのか形勢はジン&リーに有利です。」


ある程度のTKTを倒し、残りは後衛の女の子達だ、するとまた音楽が変わり、今度はソロの音楽らしく一人の女の子がトンファーを手にして俺に向かってきた!。


トッツリー

「今度はぁ、ジンとTKTのセンターのリリーナの一騎打ちだぁ。」


リリーナの動きに俺とリーが離されてしまう、リーには残りの女の子数人が相手になった。


アゴスティーニ

「リーは離されて複数相手になっちゃいましたね!、大丈夫かぁ~??。」


トッツリー

「リーは女の子でもクリスチャン一行のメンバーですから侮れないですよぉ。」


俺はセンターのリリーナを倒し、リーは残りの女の子達を倒したあたりで音楽も止まった、どうやら俺とリーはTKTを相手に戦い抜いたらしい!、相手の人数が多かったので何人倒したのか途中から解らなくなっていたんだよなぁ!?。


闘技場の所々でTKTの女の子達が倒れている。


終わったぁ、と、思った瞬間、また、音楽が鳴り出した!!、まだ戦うというのか?。


倒れていたTKTのメンバー達は重い足取りながらも俺とリーを無視して闘技場の中央に集まり一曲歌いきったら闘技場から静かに退場していった?!?!?!?!?!。


観客達はTKTに対して絶賛と拍手で見送るのだった。


取り残された感の強い俺とリー!!。


トッツリー

「予選第七組、終了ぉぉぉぉぉぉっ!、勝利はジン&リーに決まりましたぁ~~。」


アゴスティーニ

「大変面白い対戦となりましたね!。」


トッツリー

「ちなみにぃ、最後の曲は「NEXT YEAR」でした、と、言う事はぁ、来年も挑戦するぞって事ですかねぇ!?。」


俺

「終わったぁ!!、でも、実感が無いんだけどこの終わり方だと??。」


リー

「私も今までこんな変な終わり方なんてした事ないですよぉ!!。」


俺

「まさか、アンコールとかは無いよな?。」


リー

「??????????????????」


俺

「でも、勝ったんだな俺達、ありがとうなリー。」


リー

「何言ってんですか、まだ予選ですよ、しっかりして下さいっ、ジン。」


俺

「うん、そうだったね、明日もよろしくねリー。」


リー

「はいって言いたいですけど、私、無理みたいです、右腕がどうも??・・・」

そう言ってリーは倒れた。


救護班に運ばれるリーとともに俺は闘技場を退場した。


陽炎のセス

「今のジンと言う男、探しているのと違うような気がする?、もう少し様子を見るか!?。」


何やらジンの様子を窺う陽炎のセスであった!!。


リーは大丈夫でしょうか?。

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