エールIN越人
眩しい光が収まるとそこには数万人の越人達がいた!。
しかし、エールの姿が見当たらない!?。
ジン
「エールっ、エールは?」
一人の越人がジンに近づいてきた。
越人一
「大丈夫ですよ、ジン、エールは私達越人の一人一人にいます」
ジン
「再生の為に自分を犠牲にしたのか?」
越人二
「いいえ、犠牲ではありません、ナノマシンとしてではなく越人として生きる為の発展をしたのです」
ジン
「発展?」
越人一
「はい、「月の破壊」と言う歴史を作り替えた事でこのままでは越人が発生しなくなります、すると過去の地球に月を送り出す事がこれからの世界では出来なくなるので今ここで越人を再生したのです、その為には越人となる為の因子としてエールが必要なのです」
ジン
「では、これから君達がこの月を過去に送るのか?」
越人三
「いいえ、今の月を過去に送りますとその後の世界に悪影響を与えますので、私達が新たな月を建造して過去に送る事になります」
ジン
「そうなのか・・・」
越人二
「あまり気を落とさないでください、エールは越人の中で生きているのですから」
ジン
「そ、そうだよな」
越人三
「それよりも、ジンの身体に地球へ帰る為の魔力が溜まるまで数年は掛かると思いますがどうしますか?」
ジン
(そうだった、ロケットを動かすには莫大な魔力が必要だったんだ!)
ジン
「そうだった、困ったもんだなぁ~!」
?な声
「そうですねぇ~」
どこからか聞き覚えのある声がする?。
ジン
「月に魔石なんてないだろうしなぁ?」
越人二
「ありませんね」
越人一
「誰も・・・その辺については知りませんし・・・」
?な声
「無いんかいっ!」
ジン
「ん!?」
越人一
「ん!、どうかしましたか?」
ジン
「ん、あ、いやなっ・・・ううんっ!」
ジンが聞き覚えのある声の方を振り向くとそこにはっ!。




