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異世界転移したら俺が二人になった件  作者: ア煌 (週1回、短編を新規公開しています。)
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カイロン頭首 その四

今日はちょっとお話しが長い!?です。

カジン

「そう言えば我々の自己紹介がまだでしたね。」


まずはジョシュアから。


ジョシュア

「私はこの使節団の代表をしておりますジョシュア・フリーデン、我父上はカラリナ王国の国王ヨハン・フリーデン四世、そして隣にいるのは私の護衛のアテナでございます。」


お辞儀をするアテナ。


ジョシュア

「そして、私自身も「時」を操作する能力を持っております、では次はゴア殿。」


ゴア

「あぁ~、儂は今世話になっておるアメリアに使いを頼まれて来ただけじゃ、本命はそこにいる男じゃ。」


ゴアはアジンの方に話を振った。


アジン

「俺はアジン・イノガシラ、アメリア帝国軍の少将でルト村の副村長もやっています。」


フレイア

「私はアメリア帝国府技術庁次席補佐官のフレイアです、そちらにいるアテナの姉で我々二人もジョシュア王子同様に百年前のカラリナ王国の生き残りです。」


カイロン

「お前達二人も「時」の操作が出来るのか?。」


フレイア

「いいえ、出来ませんジョシュアだけです、私達が小さかった頃にもう一人「時」の操作が出来る人がいたと思うのですが記憶に無くて・・・?。」


アテナ

「確かにもう一人いたと私も思うんだ!?。」


ジョシュア

「まぁ~、その話は今度にして、先に進めます。」


フレイア

「解りました。」


アテナ

「すいません、進めてください。」


ジョシュアは気を取り直して話を進めた。


ジョシュア

「では、次は魔国領ディオグラリネード国の方々です。」


ガギアイ

「私は魔国領ディオグラリネード国魔王ガギアンの分裂体の一人でガギアイと申します。」


カイロン

「魔王はガイアスのはずだが?。」


ガギアイ

「私の主となるのはギガンです、父ガイアスが寿命が尽きる前に全てを私に譲り融合して私ガギアンとなったのです。」


カイロン

「融合!?。」


ガギアイ

「ギガンだった私は過去に未開地探索の途中でスライムを取り込み融合能力を手にしました。」


ノエル

「私は魔国領ディオグラリネード国右大臣でノエルです。」


カイロン

「ディオグラリネードに人間の魔法使いが大臣としていると聞いたがお前の事か?。」


ノエル

「私のご先祖様はカラリナ王国の魔法師ですが私は魔法が使えません、ご先祖様の遺した遺産と文献などで今の地位を得ました。」


ジョシュア

「次は魔国領ドラグーン王国の方々です。」


ミトガフ

「私は魔国領ドラグーン王国の国王代行で参りましたミトガフと言う物で、ガリア―ド様から離れたの身体の一部が魔物に変化して産まれたのが私です。」


カイロン

「身体の一部が魔物に変化、って事はそいつはガリア―ドの身体そのものなのか?。」


ミトガフ

「一応、そうなります、でも私自身の自我があるので精神的にはべつ人です。」


メンヒト

「私は魔国領ドラグーン王国軍遊撃部隊隊長のメンヒトです。」


ジョシュア

「次は使節団の護衛をしてくださっている方々です。」


カジン

「使節団護衛部隊の責任者のカジン・イノガシラです、そこのアジンとは同一人物です。」


カイロン

「同じ人間!、双子とかではなく?!。」


カジン

「俺とアジンは元々違う世界に住んでいた一人の人間だったんですが、異なる二つの召喚転移で心身共に二人に分かれてしまったんです。」


カイロン

「くっついたり離れたりと貴様らを見ていると、まるで夢物語だな!。」


カジン

「ですね。」


次はエール。


エール

「エールです、私は人間とは違って「物」です。」


カイロン

「それはどう言う事なんだ?。」


ジョシュア

「彼女はテーブルや椅子と同じ「物」なんです、先史文明の遺産の一つです。」


カイロン

「「物」が会話をするのか?。」


アジンがポケットの中からある物を取り出して何かしらの操作をした。


すると!。


「何かご用でしょうか?。」


と、声が聞こえてきた!?。


カイロン

「誰の声だ?。」


アジン

「今のは俺の世界では普通にある通信機器のスマートフォンの音声です、このスマートフォンは俺との会話で目的地を教えてくれたりします、そして、このスマートフォンと俺は五千年も昔の世界からやってきました。」


カイロン

「つまり、今の世界より五千年も過去の世界の方が物文明が栄えていたと言う事か?。」


カジン

「そうです。」


カイロン

「たくぅ、・・・三国の使いと言うより実行部隊のような面々だな、話を聞こう、一体、何が目的でオズまで来たのだ?。」


とりあえず対話への道が開けたようだ。


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